【東京都美術館】「ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション」 報道発表会レポート

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2017年7月20日(木)から10月9日(月)にかけて東京都美術館にて開催させる「ボストン美術館の至宝 東西の名品、珠玉のコレクション」の報道発表会が2月22日に行われましたので、その様子をレポートいたします。
 
ボストン美術館は1876年7月4日、アメリカの100回目の独立記念日に開館しました。当時5千点だった作品数は、現在ではおよそ50万点近くにまでのぼり、世界有数の規模を誇ります。
美術品の収集には公的資金援助を一切受けておらず、寄贈者と収集家つまりはボストンとニューイングランド地方の市民による比類のない個人の慈善活動の賜物であると言えます。
 
本展覧会では、ボストン美術館のコレクション形成に寄与した収集家たちにスポットを当てます。彼らはアメリカ国内だけでなく世界中を旅し、後にボストン美術館へと寄贈される貴重な美術品を見きわめ、入手しました。東西の至宝を紹介しながら、いつ、どのように、何が収集家たちを駆り立てたのかを探っていきます。

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第1章 古代エジプト美術

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三大ピラミッドが建つギザで発掘された王の頭部や、墓からのレリーフ、ヌビアの王の立像、ジュエリーなど、ボストン美術館とハーバード大学による共同発掘調査の成果を中心に紹介します。
 
 
第2章 中国美術



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中国美術コレクションは幅広い年代の絵画、陶磁器、彫像、装飾品など約9千点からなり、そのなかから、ボストン美術館が誇る北宋・南宋絵画の名品を厳選して紹介します。
 
 
第3章 日本美術

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約10万点に及ぶ日本美術コレクションの形成にはモース、フェノロサ、ビゲローら日本を愛したコレクターたちが大きく貢献しました。味馬手里帰りを果たす作品も含め、江戸美術の優品を紹介します。
 
 
第4章 フランス絵画

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ヨーロッパ美術コレクションのなかから、世界的に名高い19世紀フランス絵画のコレクションを紹介します。バルビゾン派、印象派、ポスト印象派の絵画は、ボストン市民の好みを色濃く反映するものです。
 
 
第5章 アメリカ絵画

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ボストン美術館の天井画も手掛けたサージェントの作品やアメリカ印象派の絵画など、18世紀から20世紀半ばまでの作品によって、アメリカ絵画コレクションの一端を紹介します。
 
 
第6章 版画・写真

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19世紀半ばから20世紀のアメリカを描いた充実した収集作品から、アメリカを代表する芸術家ホーマー、ホッパー、シーラー、アダムス4人がとらえた、人々の暮らしや自然の美しさを映す版画と写真を紹介します。
 
 
第7章 現代美術

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同時代のアーティストの作品に常に着目してきた美術館において、成長著しい現代美術コレクションからウォーホル、村上隆をはじめ、ホックニーの色鮮やかな風景画、テイラー=ジョンソンの映像作品などを展示します。


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特別ゲストとして展覧会サポーターのイッセー尾形さんが自作の指人形で新作指人形劇『ルーラン夫妻、ゴッホに困る』を披露してくれました。

この新作指人形劇『ルーラン夫妻、ゴッホに困る』は、足を運んでもらえるきっかけになればなぁ…と作りました。と語ってくれたのはイッセー尾形さん。笑えて楽しい指人形劇でした。
 
 
本展覧会の見どころは、

①ボストン美術館が誇る古今東西の至宝80点が集結。-ツタンカーメンから村上隆まで-

②日本初! ファン・ゴッホの傑作、ルーラン夫妻の肖像画を2点同時に展示。

③英一蝶の巨大涅槃図、約170年ぶりの修理を経て初の里帰り!

④世界屈指のコレクションに隠れたコレクターたちの物語をたどる。
 
幅広い内容を総合的にご覧いただく展示会は、日本では約40年ぶりの開催となります。
ボストン美術館の主要なコレクションから選りすぐられた珠玉の作品80点には、一つ一つにコレクターたちの物語があります。物語と作品をリンクさせながら楽しめる展覧会になりそうです。開催されましたら是非ご覧になってはいかがでしょうか。


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