国宝天燈鬼立像(右)・龍燈鬼立像(左) 龍燈鬼立像:康弁作 奈良・興福寺蔵 写真:六田知弘
今秋9月26日(火)から11月26日(日)まで、東京国立博物館にて開催する興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」のファンクラブサイト「運慶学園」で新コンテンツとして「体育」(講師:石井直方)を公開しました。
題して、「天燈鬼・龍燈鬼の筋肉を科学する」。東京大学大学院教授で、身体運動科学などが専門の石井直方先生が、特別展「運慶」に出展される天燈鬼・龍燈鬼の腕やお尻の筋肉について、多角的に分析・解説します。また、現代のマシーントレーニングでは得られない筋肉や、体幹の鍛え方なども分かりやすくアドバイスしています。ぜひご覧ください!
【石井直方先生(東京大学大学院教授)プロフィール】
1955年、東京都出身。東京大学理学部卒業、同大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院教授、理学博士。専門は身体運動科学、筋生理学、トレーニング科学。1981年ボディビルミスター日本優勝・世界選手権第3位、1982年ミスターアジア優勝、2001年全日本社会人マスターズ優勝など、競技者としても輝かしい実績を誇る。
天才仏師・運慶の傑作が集結する史上最大の展覧会
興福寺金堂再建記念特別展 『運慶』の開催概要
卓越した造形力によって、まるで生きているかのような写実性にあふれた像を生み出した天才仏師・運慶。本展は運慶と縁の深い興福寺の中金堂が約300年ぶりに再建されるのを記念して開催されるもので、これを機に各地の名品を一堂に集めて展観いたします。
運慶作あるいはその可能性が高いと考えられている作品は、31体という見方が一般的です。それらは全国各地に分散し、門外不出の場合もあるため、これまで大規模な運慶展は実現しませんでしたが、本展ではそのうち22体が集結。史上最大の運慶展が実現します。さらに運慶の父である康慶、息子の湛慶、康弁らの作品も多数出展。親子3代にわたる作品を通じて、作風の樹立から次代への継承をたどるとともに、最新の学術研究の成果も盛り込みます。
これまでにない規模で運慶芸術の真髄をたっぷりとご堪能いただける画期的な展覧会。どうぞご期待ください。
会 期 | 2017年9月26日(火)~11月26日(日) |
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会 場 | 東京国立博物館 平成館(〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9) |
休館日 | 月曜日 ※ただし10月9日(月・祝)は開館 |
主 催 | 東京国立博物館、法相宗大本山興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日 |
公式サイト | http://unkei2017.jp/ |