2018年1月4日(木)~1月17日(水)の期間、東京藝術大学大学美術館では、宮廻正明展『行間のよみ』が開催されます。
今回の展覧会は同氏の退任にあたり開催されるもので、卒業制作から近年の新作、本展覧会のために描き下ろした作品まで約70点を展示する過去最大の回顧展となります。
宮廻正明氏の活躍
宮廻正明氏は、東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業、大学院美術研究科文化財保存学保存修復日本画を修了し、以降、36年にわたり教鞭を執ってきました。
日本画制作に於いては、特別に漉いてもらった美濃和紙の裏側から彩色する「裏彩色」という独自の絵画技法をあみだし、日本画本来の薄描きながら心に沁みる作品創りと、独特のモチーフ設定により、再興日本美術院展で内閣総理大臣賞をはじめ、大観賞等多くの受賞を重ねています。
さらに、近年では日本画という枠を越えた絵画としてロシア、ハンガリー、ポルトガル、イタリアなどで個展を開催し、自身の芸術を世界各国で積極的に発表しています。
また、社会連携センター長として「クローン文化財」の特許を取得。先月まで開催されていた、東京藝術大学大学美術館での「素心伝心展」も企画立案し、大きな成果を上げました。
日本画の枠を大きく超え、コンテンポラリーアートとして世界中の国立美術館から高い評価を受ける宮廻正明氏。「国内でのこのような大規模な作品展はおそらく今回で最後になるかもしれません」と宮廻正明氏自身が語る本展に、是非ご期待ください。
展覧会の概要
場 所 | 東京藝術大学大学美術館 本館 3F |
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会 期 | 2018年1月4日(木)~1月17日(水) |
時 間 | 10:00~17:00(入館は 16:30 まで) |
休館日 | なし |
入場料 | 無料 |
ホームページ | http://www.geidai.ac.jp/labs/hozonnihonga/gyoukan/ |
お問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
ギャラリートーク | 1月6日(土)、7(日)、13 日(土)、14 日(日)13:00~ |