東京藝術大学には、絵画 ・ 彫刻 ・ 工芸をはじめとした様々なジャンルにわたる古今東西の作品が収蔵されています。
今日に至るまで120年以上にわたって収集されてきた作品は、約2万9000件におよび国内屈指のコレクションとして知られています。
このたびの展覧会では「美の収穫祭」と題し、実りの情景や多彩に変化する秋の色模様を表現した作品をご紹介します。草花や動物に心を寄せ、景色の移ろいに心を遊ばせてきた作家たちの眼を通して作られた美の世界を、上野の深まりゆく秋とともにごゆっくりお楽しみください。
【特集展示 平櫛田中ゆかりの作品を中心に】
平櫛田中(ひらくしでんちゅう・1872-1979)は、100才を超えても現役の作家として活躍した日本彫刻界を代表する木彫家の一人です。1944年以降本学で教鞭をとった縁から、本学には田中本人から数回にわたり寄贈された、自作を含む近代彫刻のコレクション計149件が収蔵されています。収集家田中の眼を通した本コレクションの中から、近代彫刻の名品をご紹介します。
会期: 2015年11月10日(火)- 11月29日(日)
午前10時 – 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日: 11月16日(月)、24日(火)
会場: 東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1
観覧料: 一般430円(320円)、高校・大学生110円(60円)、中学生以下は無料
* ( )は20名以上の団体料金
* 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料
* 障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
主催: 東京藝術大学
【主な出品作品】
重要文化財 高橋由一≪鮭≫ 明治10(1877)年頃
重要文化財 橋本雅邦≪白雲紅樹≫明治23(1890)年
杉山寧≪野≫昭和8(1933)年
平櫛田中≪禾山笑≫大正3(1914)年、≪転生≫大正9(1920)年、≪鏡獅子試作≫昭和13(1938)年
橋本平八≪猫≫1924(大正13)年、≪或日の少女≫昭和9(1934)年 ほか
*出品作品は予告なく変更になる場合がございます。
問い合わせ: ハローダイヤル 03-5777-8600