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(開催終了) 11/20~11/29 第10回 アトリエの末裔あるいは未来

田中先生も知らない木彫の未来、82名の未だ見ぬかたち

「アトリエの末裔あるいは未来」展は、東京藝術大学彫刻棟「木彫室」と「旧平櫛田中邸」という二つのアトリエを介して生まれる彫刻の展覧会です。東京藝術大学彫刻科木彫研究室が主催し、旧平櫛田中邸の文化財保護・補修も目的としたこのサステイナブルな試みは、2006年に始まり、今年で10回目を迎えます。

「木彫室」と私達が呼び親しんでいる木彫用のアトリエは、とても高い天井や、全面板張りの床など、特別な雰囲気を感じる空間です。そこには私達の沢山の先輩方がつけた痕跡が数多くあり、歴史あるアトリエの匂いが伺えます。



一方「旧平櫛田中邸」は、かつて藝大で教鞭をとられた近代を代表する彫刻家、平櫛田中(ひらくしでんちゅう)が暮らした邸宅で、アトリエを中心に設計され、生活スペースと制作の場、双方の性格を持った独特のつくりをしています。田中先生の彫刻家として生きた時間を感じることが出来る場所です。

この展覧会に出品される彫刻作品は、これら二つのアトリエを行き来した結果として、生まれます。

この度は第10回を記念し、従来の展示に加えて、東京藝術大学大学美術館陳列館での過去出品者による展示も企画いたします。「田中邸」同様、「陳列館」も歴史ある建物です。総勢82名の彫刻家によって作られた新しい木彫作品を、これら二つの歴史的な建築に展示することで、「アトリエの末裔あるいは未来」展の集大成となるでしょう。

また会期中には、大学美術館本館にて、田中先生が生前収集寄贈された、貴重な近代彫刻コレクションである「田中コレクション」による特集展示が行われます。本展と合わせて、日本の彫刻、木彫の魅力をご高覧いただければ幸いです。

会期:  2015年11月20日(金) – 11月29日(日)
午前10時 – 午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日: 11月24日(火)

会場:  東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、2階
旧平櫛田中邸

観覧料: 無料

主催:  東京藝術大学美術学部彫刻科木彫研究室 アトリエの末裔あるいは未来実行委員会

助成:  公益財団法人 野村財団、藝大フレンズ賛助金助成事業

協力:  岡山県井原市、椎原晶子、たいとう歴史都市研究会、東桜木町会、平櫛弘子

問い合わせ: ハローダイヤル03-5777-8600

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