画像提供:国立科学博物館
協力・映像提供:JAMSTEC(海洋研究開発機構)
360°全方位に映像が映し出され、独特の浮遊感が味わえる世界初のシアター、THEATER 36○(シアター・サン・ロク・マル)。
2005年の「愛・地球博」で人気を博した「地球の部屋」を国立科学博物館に移設して以来、年間50万人が観覧する人気施設となったTHEATER 36○ですが、移設後10年以上が経過したことから、設備更新し、新たに生まれ変わりました。
THEATER 36○は「イセ食品 THEATER36◯」と名称を変更し,2019年3月19日より一般公開されています。独立行政法人の文化施設としては初のネーミングライツであり、メディア向け内覧会では新規ロゴもお披露目されました。
以下に、生まれ変わった「イセ食品 THEATER36◯」の見どころをご紹介します。
映像がより色鮮やかに!
投影システムの更新により、従来よりも高解像度のプロジェクターを計12台設置。さらにレーザー光源により色再現性が向上し、360度、明るさも均一化された高精細映像を投映することが可能になりました。
新規映像「深海」の制作
今回の改修に合わせ、新規映像コンテンツ「深海-潜水艇が照らす漆黒のフロンティア-」を制作。常設展示のテーマに沿った映像に加え、調査・研究の成果、そして自然の美しさをありのままに伝える実写映像作品が今後も制作されます。
多言語放送の実施
音響システムも一新され、従来よりさらに迫力のある、臨場感あふれるサウンドを実現。また、近年の外国人観覧者の増加に合わせ、設備更新に合わせて英語・中国語・韓国語を同時放送できる送受信設備を導入。海外からの来館者も楽しめます。
内覧会では、新プログラム「深海」の試写もおこなわれました。
独自開発・製作された深海用全球・半球カメラによって撮影された深海の映像は、まさに「深海底に降り立ったかのような」体験を可能にします。淡い海底の色彩、そして全身に伝わる微振動。まるで本当に潜水艇に乗っているかのようなバーチャル体験でした。
また、全球シアターであることで、幅広い年齢層の方が楽しむことができるのも特徴。
ぜひ一度、生まれかわったTHEATER 36○で、神秘的な「深海」への旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
設備詳細、上映スケジュールなどはこちら:http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/theater360/