東京国立博物館 平成館にて展示期間4月23日(火)~5月6日(月・休)
4月16日(火)に来場者10万人を突破した大人気の特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」では、いよいよ本日4月23日(火)より、現存最古の彩色両界曼荼羅図(さいしきりょうかいまんだらず)である「国宝 両界曼荼羅図(西院(さいいん)曼荼羅[伝真言院(でんしんごんいん)曼荼羅])が展示されます。
表情や体躯の描写、強い暈取り(くまどり)などにインド風が強く表れた画風が特徴で、宮中真言院で使用されたという伝承から「伝真言院曼荼羅」の名称があります。昭和55年から56年にかけての修理の際に発見された旧修理銘から、東寺の西院で使用されたことが判明したため、「西院曼荼羅」とも呼ばれています。
展示は4月23日(火)から5月6日(月・休)の14日間限定(休館日なし)ですので、この機会にぜひご堪能ください。
また、本展の関連番組が下記の日程で放送されます。ぜひご覧ください。
■NHK BS8K「京都の大宇宙 東寺」を総合テレビ向けに再編集して放送することが決まりました!
(番組概要)
京都のシンボル五重塔で有名な「東寺」では、1200年前から続く秘密の儀式が、今なお毎年1月8日から7日間行われています。「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」。日本で生きる人たちすべてと関わる儀式で、選ばれた僧だけしか入れないお堂で行われるこの秘儀を、今回初めて撮影することが許されました。
映し出されたのは、全宇宙を表す巨大な曼荼羅(まんだら)がかかげられたお堂で、高僧たちが生きとし生けるものすべての幸せを全身全霊で祈る姿でした。さらに、あの五重塔や、仏像がひしめくように並ぶ立体曼荼羅にも、この儀式と深いかかわりのある壮大な秘密が隠されていたことが浮かびあがってきました。1200年続く秘儀を軸に、8Kの高精細映像で京都を代表する名刹・東寺の知られざる物語を紹介します。
【NHK 総合】5月2日(木・祝)13:05~13:59
【NHK BS8K放送予定】
4月24日(水)14:30~15:29
4月26日(金)17:30~18:29
5月 5日(日)19:30~20:29
5月 8日(水)13:00~13:59
5月10日(金)21:00~21:59
■【NHK Eテレ】日曜美術館
京都の大宇宙 東寺
4月28日(日)9:00~10:00
再放送 5月5日(日)20:00~21:00
■【NHK Eテレ】びじゅチューン!新作放送!!
《立体曼荼羅マスゲーム》
4月24日(水)19:50~19:55
再放送 4月29日(月)05:55~06:00、
4月30日(火)00:50~00:55 (※29日深夜)
★本展は、空海にまつわる数々の名宝をはじめ、東寺に伝わる文化財の全貌を紹介しています。
空海が作り上げた曼荼羅の世界を体感できる講堂安置の21体の立体曼荼羅のうち、史上最多となる国宝11体、重要文化財4体、合計15体が出展されるほか、彫刻、絵画、書跡、工芸など密教美術の最高峰を鑑賞できる貴重な展覧会となっています。
特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」 開催概要
会場:東京国立博物館(東京・上野公園)
会期:2019年3月26日(火)~6月2日(日)
※4月29日(月・祝)、5月6日(月・木)は開館、5月7日(火)、13日(月)、20日(月)、27日(月)は休館
開館時間:9:30~17:00 ※会期中の金曜・土曜は21:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)
前売料金:一般1,600円、大学生1,200円、高校生900円
問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト:https://toji2019.jp