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女優・吉岡里帆さんも登場!「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」記者発表会レポート

1980年代のアートシーンに彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。わずか10年という短い活動期間で残した作品群を紹介する「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」が、2019年9月21日(土)〜11月17日(日)まで森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー5 2 階)で開催されます。

その展示内容を紹介する記者発表会が東京国際フォーラムで行われましたので、その様子をお伝えいたします!

 

ジャン=ミシェル・バスキア ©Roland Hagenberg

27歳という若さで悲劇的な死を遂げたジャン=ミシェル・バスキア。しかし、その作品は彼自身の短い人生を物語るように非常な強烈なエネルギーとメッセージで満たされており、今や20世紀美術界最大の巨匠の一人に数えられています。

米国ニューヨーク・ブルックリン生まれのバスキアは、そのルーツを象徴するように、ジャズやヒップホップ、アフリカの民俗・人種問題など、黒人画家ならではの主題を扱っているのが特徴。また、日本とも関係が深く、当時の日本の世相を反映した「YEN」のモチーフや、ひらがなを作品に取り入れ、度々来日して6回の個展と10のグループ展を開催しました。

本展では約130点の作品を紹介し、こうしたバスキアと日本の多方面にわたる絆、そして日本の豊かな歴史や文化がその創作に及ぼした知られざる影響を明らかにします。

 

展覧会の見どころ



日本オリジナル 日本初の大規模展

ジャン=ミシェル・バスキア Carbon/Oxygen,1984 Hall Collection Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artester, New York

今日まで、アートやファッション、カルチャーに大きな影響を及ぼし、近年もロンドンやパリをはじめ欧米の著名な展覧会が相次ぐ中、ついに日本で初の大規模展が開催されます。

 

世界各地から集めた約130点を展示

ジャン=ミシェル・バスキア Untitled,1982  Yusaku Maezawa Collection,Chiba Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artester, New York

こちらの【Untitled】はファッション通販サイト・ZOZOTOWNを運営する株式会社ZOZO 代表取締役社長・前澤友作氏が2017年に約123億円で落札した作品。こうしたプライベートコレクションを含む約130点が六本木に集結。絵画やドローイングに加え、立体作品や映像作品までが一堂に会します。

 

「メイド・イン・ジャパン」

ジャン=ミシェル・バスキア Onion Gum,1983 Courtesy Van de Weghe Fine Art,New York Photo:Camerarts,New York Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artester, New York

 

ジャン=ミシェル・バスキア Napoleon,1982 Private Collection,Courtesy of the Milwaukee Art Museum  Photo:John R. Glembin Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artester, New York

本展のテーマ「MADE IN JAPAN」や「YEN」をモチーフにしたように、日本の影響を受けていた作品から、当時のニッポンの熱気や雰囲気を感じられるという点も注目ポイント。


報道発表会では、本展において音声ガイドナビゲーターを務める女優・吉岡里帆さんも登壇!大の美術ファンでもある吉岡さんが、その「美術愛」「バスキア愛」について熱く語ってくださいました!

 

-普段美術館に行かれることはありますか?また、何をキッカケに足を運ぶようになったのでしょうか?

吉岡 美術館はよく行きます。大好きです。両親が絵が好きで、また私も小学校二年生の時から書道を習っていましたので、自然にアート作品に触れることが多かったように思います。

 

-日本や海外のお気に入りの美術館は?

吉岡 地元では、京都文化博物館ですね。ここは内装も歴史があって素晴らしく、初めて訪れた時は本当にときめきました。DIC川村記念美術館でマーク・ロスコを見た時もとても感動しましたね。あと、新潟県の十日町でジェームズ・タレルの作品を見た時には「ああ、インタレーションの作品ってこんなにすごいんだ」と圧倒されたり・・・。最近は特に現代アートに興味を持っています!

 

-バスキアの作品をご覧になったのは初めてだということですが、吉岡さんの中ではバスキアはどのような印象でしょうか?

吉岡 残されている作品を観ると、どれも本当にバスキアにしか描けない世界を描いていて、年齢とともに個性が削られるのではなく、むしろ膨らんでいく・・・そんなエネルギーを感じます。その独特な色のコントラストや感性にも驚かされますし、本物を早く近くで観たいなとワクワクしています。

 

-バスキアと自分の共通点、もしくは憧れている部分などがあれば教えてください。

吉岡 一枚の絵を観た時の、圧倒的な自由さ・・・そこには本当に憧れを抱いていますね。自分はこういう人間なんだ、自分の頭の中にはこういう芸術が溢れているんだという思いが作品の中に表現されていて感動します。バスキアはまだお金がなかった時期、ドアや道にあるガラスなど、ストリートで絵を描いていましたが、「俺は自由なんだ」という思いが伝わってきて、とてもカッコイイなと思います。

 

今回、「バスキア展」で初めて音声ガイドのナビゲーターを務められるという吉岡さん。バスキアの内面や作品のエネルギッシュさが伝えられるように丁寧に声を吹き込みたいと語り、
「彼の作品に触れることで、気持ちがワクワクし、身体中からエネルギーが満ち溢れる。そんな気持ちになってもらえると思います。ぜひ、みなさんにはこの機会を逃さずに来ていただきたいです」
とメッセージを寄せてくださいました。


ジャン=ミシェル・バスキア Bombero,1983 KITAKYUSHU MUNICIPAL MUSEUM OF ART Artwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artester, New York

彗星のごとくアートシーンに現れた天才と、日本との絆を解き明かす注目の展覧会「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」。
開催期間は2019年9月21日(土)〜11月17日(日)まで。

その自由な魂の奇跡を、ぜひ会場でご覧ください。

 

開催概要

■展覧会名: 【バスキア展 メイド・イン・ジャパン】
■会場: 森アーツセンターギャラリー (六本木ヒルズ森タワー52階)または(六本木ヒルズ)
■開館時間: 10:00~20:00 ※入館は閉館の30分前
9月25日(水)、9月26日(木)、10月21日(月)は17:00閉館
■休館日:9月24日(火)
■観覧料(税込):当日一般2,100円、高校・大学生1,600円、小・中学生1,100円
■お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)全日8-22時
■展覧会公式サイト :https://www.basquiat.tokyo/
■公式Twitter:フジテレビART
もしくは 最新情報はフジテレビART@fujitvart Twitterまで

 

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