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特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」 記者発表会レポート

6月21日から開催される特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」の記者発表会が3月14日に開催されましたので、その内容をレポートします。

今回の特別展「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」では、紀元前7000年の新石器時代から紀元前1世紀から始まるローマ時代までの間に生まれた300件もの作品を東京国立博物館に集め、ギリシャ共和国文化・スポーツ省の全面的な協力の下、展示会が開催されます。
ギリシャ国内にある40以上の博物館から300件もの作品を集めるという、ギリシャを題材にした国内の展示会では、最大規模のものになるとのことです。
また、300件の展示のうち、約9割は日本で展示されるのが初めての作品となるなど、非常に貴重な展示会になりそうです。



まず、「展示会の概要と構成」および「現地調査報告」について、東京国立博物館考古室長の白井克也様より、そして主な展示作品の解説について東北大学准教諭芳賀京子様より、お話がありましたので、その内容を簡単にまとめます。


① 「展示会の概要と構成」および「現地調査報告」 (東京国立博物館考古室長 白井克也様)

説明要旨
・ギリシャ共和国文化・スポーツ省の協力の下、ギリシャ国内にある40以上の博物館から協力をいただいた
・現地を下見したのでその内容も含めてこの場でご報告
・シュリーマンゆかりの遺跡を展示
・2020年の東京オリンピックも見据えて、古代オリンピックに関する作品を展示

 

■キュクラデス博物館
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■イラクリオン考古学博物館(クレタ島)
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■テラ先史博物館(サントリーニ島)
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■パトラ考古学博物館
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■ミュケナイ遺跡
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②「主な展示作品の解説」(東北大学准教授芳賀京子様)

説明要旨
・古代エジプト時代の美術作品は「不変性」、そしてローマ時代の美術作品は「普遍性」という特徴があるが、ギリシャ時代の美術作品は「変化と多様性」という特徴を持つ。
・時系列ごとに作品を見ることで、この「変化と多様性」という特徴を感じていただきたい。

■第2章 ミノス文明(前3000年頃~前1100年頃)
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■第3章 ミュケナイ文明(前1600年頃~前1100年頃)
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■第4章 幾何学様式アルカイック時代(前900年頃~前480年)
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■第6章 古代オリンピック
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■第8章 ヘレニズムとローマ(前323年~)
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ギリシャ共和国文化・スポーツ省の全面的な協力もあり、これまでになく大規模であり、日本では通常見ることができないような作品が多数展示されます。記者会見の様子から、大変興味深い特別展ですので、6月21日から開催された際は是非足をお運びください。

展示概要:
https://home.ueno.kokosil.net/ja/archives/4205


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