独立行政法人 国立科学博物館は、2021(令和3)年3月9日(火)から4月11日(日)までの期間、下記のとおり、企画展「東日本大震災から10年 -あの日からの地震研究-」を開催いたします。
【詳細URL:https://www.kahaku.go.jp/event/2021/03earthquake2011/flyer.pdf】
今年は、日本に甚大な被害をもたらした「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」(東日本大震災)から10年という節目を迎えます。本展では、災害を風化させないため、当時の被害の状況を振り返るとともに、この10年間で地震調査研究が明らかにしたことや、社会に与えた影響などを紹介します。また、国立科学博物館が行ってきた標本レスキュー活動や震災復興事業をはじめ、各地の復興の様子や被害の伝承についても紹介します。
【会 場】国立科学博物館 日本館1階中央ホールおよび地球館1階オープンスペース (東京都台東区上野公園7-20)
【会 期】2021(令和3)年3月9日(火)~4月11日(日)
【開館時間】午前9時~午後5時
【休 館 日】毎週月曜日(3月29日(月)は開館)※会期等は変更となることがあります。
【観覧料金】一般・大学生:税込630円(団体:税込510円)、高校生以下および 65歳以上無料
※本展は常設展示入館料のみでご覧いただけます。
【入館方法】新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を実施しています。
※ 入館にはオンラインによる事前予約が必要です。
※ 入館前に検温、体調等の確認をし、発熱等がある場合は入館をお断りします。
※ 入館方法の詳細等については、当館ホームページの予約サイト(https://www.kahaku.go.jp/news/2020/reservation/index.html)」をご覧ください。
【主 催】国立科学博物館
【後 援】気象庁、国土地理院、産業技術総合研究所、日本地震学会、東日本旅客鉄道株式会社、防災科学技術研究所
【特別協力】日本電気株式会社
【協 力】石巻市教育委員会、株式会社NHKテクノロジーズ、国土交通省東北地方整備局、3.11伝承ロード推進機構、山田町立鯨と海の科学館、陸前高田市立博物館
- 展示概要
第1会場(日本館1階中央ホール)
◆1章 東北地方太平洋沖地震と東日本大震災
2011年3月11日、三陸沖で発生した日本の地震観測史上最大規模の地震は、巨大な津波を引き起こし、東日本の太平洋沿岸の市町村を中心に甚大な被害をもたらしました。地震の概要、被害の状況を振り返ります。
◆2章 地震調査研究の貢献
巨大地震に対する防災・減災のために、この10年間で様々な調査や研究が行われるようになりました。その成果の一部を紹介します。
◆3章 くり返し起こる地震・津波
東北地方太平洋沖地震がきっかけとなり、過去に同じような地震はあったのか、地震の履歴調査をより詳細に行うようになりました。東北地方を襲った過去の巨大地震を紹介します。
◆4章 いつでもどこでも地震は起こる
世界有数の地震大国である日本では、いつでもどこでも大きな地震が起こりえます。本章では陸域における観測史上最大の地震「明治24年(1891年)濃尾地震」の写真資料を展示します。
◆5章 国立科学博物館の取り組み
被災した博物館等の施設から標本を救い出し修復する「標本レスキュー」や、被災地域の博物館等と連携した震災復興事業「震災復興・国立科学博物館コラボミュージアム」について紹介します。
第2会場(地球館1階オープンスペース)
◆東日本大震災からの復興と伝承
現在までの復興の様子を紹介するとともに、津波被害の伝承についても取り上げ、記録することの重要性を解説します。
※本展には、東日本大震災に関する映像や写真が含まれます。このため、ご覧になった際に精神的なストレスを感じる可能性がありますのでご注意ください。
展示監修者:
室谷 智子 (むろたに さとこ)
国立科学博物館 理工学研究部 理化学グループ 研究主幹
専門は地震学。地震・津波の観測波形記録を使って、どのような地震が起きたのかを調べる研究や、明治・大正期の地震資料から日本の地震調査研究の歴史について調べています。
- 国立科学博物館
※現在、入館には事前予約が必要です。ご来館前に必ず公式ホームページをご覧ください。
【開館時間】9:00 ~17:00
【休 館 日】毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
【入 館 料】 一般・大学生 税込630円(団体:税込510円)、高校生(高等専門学校生含む)以下および65歳以上 無料
【所 在 地】〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
【問い合わせ】050-5541-8600(ハローダイヤル)
【公式ホームページ】https://www.kahaku.go.jp/