東京・上野の東京都美術館にて、2021年6月8日(火)よりアーカイブズ資料展示「東京都美術館と佐藤記念室」が始まりました。会期は2021年7月4日(日)まで。
「佐藤記念室」について
創立者である佐藤慶太郎の名を冠したこの記念室は、美術作品や複製画の展示に加え、講演会やデッサン会、また美術図書の陳列などの教育普及活動を行う場として利用されるべく、1953年に開設。1964年10月に東京オリンピックが開催された頃には、所蔵品展「秀作日本画・油絵展」が開催されました。
1960年代以降は所蔵作品の増加にともない、おもに常設展示室として活用されてきました。
美術団体の発表の場として歩みを重ねてきた東京都美術館に、新たに主体的機能を与えた佐藤記念室は、1975年の新館開館を機に学芸員が配属され、自主事業を展開し始めた東京都美術館の原点にも位置づけられるでしょう。
今年度の資料展示では、1964年東京大会時に開催された所蔵作品展を回顧するとともに、東京都美術館が所蔵するアーカイブズ資料を通して、佐藤記念室の歩みとその活動を振り返ります。
アーカイブズ資料展示「東京都美術館と佐藤記念室」概要
会期 :2021年6月8日(火)~7月4日(日)
会場 :東京都美術館 佐藤慶太郎記念 アートラウンジ中央棟 1階
開館時間 :公式サイトよりご確認ください。
観覧料 :無料
主催 :公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
公式サイト:https://www.tobikan.jp