平櫛田中(1872-1979) は、100 才を超えても現役の作家として活躍した日本彫刻界を代表する木彫家の一人です。後に自分のコレクションの散逸を防ぐためと、学生の制作の糧となる作品を残したいという本人たっての思いから、本学へ自作を含めた近代彫刻のコレクションが計149 点寄贈され、平櫛田中コレクションとして現在当館に収蔵されています。本コレクションの中から、近代彫刻の名品をご紹介します。
また、本展にあわせて当館の根付コレクションを約20年ぶりに公開いたします。根付とは、印籠や煙草入れなどを着物の帯にはさむために吊下げるときに使用する留め具です。掌におさまる大きさでありながら様々な素材や意匠を凝らして創作され、国内外で高い人気を誇ります。斬新な着眼点で作りこまれた「掌の芸術」の世界をどうぞお楽しみください。
【開催概要】
会 期 | 2016年7月5日(火)- 8月7日(日) 午前10時 – 午後5時 (金曜日は午後8時まで) 入館は閉館の30分前まで |
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休 館 日 | 月曜日(ただし、7月18日は開館)、7月19日 |
会 場 | 東京藝術大学大学美術館 本館 展示室2 |
観 覧 料 | 一般430円(320円)、高校・大学生110円(60円) 中学生以下は無料 * ( )は20名以上の団体料金 * 団体観覧者20名につき1名の引率者は無料 * 障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料 * 同時開催 「観音の里の祈りとくらし展Ⅱ-びわ湖・長浜のホトケたち-」をご覧のお客様は当日に限り、本展を無料でご覧いただけます。 |
主 催 | 東京藝術大学 |
出品予定作品 | (平櫛田中コレクションより) 平櫛田中《転生》1920年、橋本平八《或日の少女》1934年、辻晋堂《ねこ》1956年 ほか (根付コレクションより) 出目右満《鬼面》江戸時代、《兎の親子》明治時代 ほか |
問い合わせ | ハローダイヤル 03-5777-8600 |