6月20日は国連が定める「世界難民の日」。AAR Japan[難民を助ける会]は6月16日(金)から20日(火)まで、モンベル御徒町店で「世界難民の日 写真展『今、地球のどこかで』」(入場無料)を開催します。
写真展は株式会社モンベル(本社・大阪市西区)の協賛で行われ、フォトジャーナリストの川畑嘉文氏、フォトグラファーの新畑克也氏、龍神孝介氏らがアジア、中東、アフリカなどで撮影した写真を展示し、難民の現状を伝えます。
18日(日)午後2時からは、同会場でトークセッション「フォトジャーナリスト川畑嘉文さんと語る/今、地球のどこかで」を開催。川畑氏が訪問したウクライナやシリア難民の方々の話を聞き、日本にいる私たちができることを考えます。事前申し込みは不要です。
ロシアによるウクライナ軍事侵攻などにより、2022年に世界の難民は1億人を超えました。世界人口のおよそ78人に1人が難民という危機的な状況です。写真展ではこうした方々の厳しい暮らしや表情を伝えるとともに、チャリティー商品を販売するなどして寄付を呼びかけます。
世界難民の日写真展「今、地球のどこかで」
[会期]2023年6月16日(金)~20日(火) 午前10時~午後9時
※初日16日(金)のみ、午後3時~午後9時
最終日20日(火)のみ、午前10時~午後6時
「フォトジャーナリスト川畑嘉文さんと語る/今、地球のどこかで」
18日(日)午後2時~3時
[会場] 東京都台東区上野3-22-6 モンベル御徒町店(4階サロン)
[入場料] 無料
*難民支援活動へのご寄付をお寄せください。
「世界難民の日」(World Refugee Day):難民の保護や支援に関する世界的な関心を高めることを目的に、2000年の国連総会で制定された。困難に立ち向かう難民の人々を称える国際デーとして、世界各地でさまざまな催しが行われる。
川畑嘉文(Yoshifumi Kawabata):フォトジャーナリスト。1976年生まれ。米ペンシルベニア州立大学卒。2002年タリバン政権崩壊後のアフガニスタンに渡り、2005年からフリーとして活動。世界各地の難民キャンプや貧困地域、自然災害の被災地などを取材。ドキュメンタリー動画も制作。IFJ(国際ジャーナリスト連盟)日本賞2018奨励賞(2019年)など。
新畑克也(Katsuya Shimbata):フォトグラファー。1979年生まれ。2010年から度々ミャンマーを訪問。2015年からロヒンギャの人々の撮影を続ける。「日本・ミャンマー交流写真展」優秀賞受賞(2018、2019年)、日タイ修好130周年記念写真展優秀賞(2017年)など。
龍神孝介(Kosuke Ryujin):フォトグラファー。1981年生まれ。米カリフォルニア州立大卒。2011年よりアジアを中心に、社会の底辺で生きる人々に焦点を当てて取材。2014年からバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプで撮影。第8回日経ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ(2020年)、第15回上野彦馬賞 毎日新聞社賞(2014年)など。