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祝 世界遺産登録! ル・コルビュジエ 若き日の絵画作品 ポンピドゥー・センター傑作展で展示中!

東京都美術館(東京・上野公園)で開催中の「ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―」では、このほど世界遺産登録が決まったフランスの建築家ル・コルビュジエ(1887~1965 年)が描いた絵画作品を展示しています。世界遺産に登録されたのは同じ上野公園内にある国立西洋美術館本館。くしくもこの夏は、上野の二つの美術館で、ル・コルビュジエが残した建築と絵画をじっくり味わえる機会となりました。
 

現在、東京都美術館で展示されているのは、《静物》(1922年、油彩、65×81cm)です。スイスの時計職人の家に生まれたル・コルビュジエは地元の美術学校で学び、建築を志す一方、絵画にも取り組みました。《静物》は30 代半ばに手がけた作品で、絵画から余分な要素を取り除き、純粋で本質的なかたちを組み立てて描くというル・コルビュジエの考えがよく表れています。本名は、シャルル=エドゥアール・ジャンヌレといいますが、この頃、先祖の名字からとったル・コルビュジエと名乗るようになります。本作品にはジャンヌレと署名されています。 1922_LE CORBUSIER



ル・コルビュジエ 《静物》1922年
©FLC / ADAGP,Paris & JASPAR,Tokyo,2016 E2181

 
国立西洋美術館本館(1959 年完成)は円熟期の建築作品であるのに対し、本展覧会の一角に掲げられている油彩画《静物》には、若いころに磨かれた感性があふれています。近代建築に多大な影響を与えた巨匠ル・コルビュジエ建築作品群の世界遺産登録を機に、ジャンルを超えて、彼が追求した美をじかに確かめることができます。
 

ポンピドゥー・センター傑作展 9月22日(木・祝)まで東京都美術館で好評開催中!
フランス・パリの近現代美術の殿堂、ポンピドゥー・センターの充実したコレクションから、ピカソ、マティス、シャガール、クリストなどの巨匠の作品をはじめ、日本ではあまり知られていない美術家の隠れた名品を厳選。絵画、彫刻、映像、写真など多彩な作品によってフランス20 世紀美術の流れをたどります。
 

+α ワンポイント!
現在の東京都美術館(1975 年竣工)を設計したのは、日本のモダニズム建築の巨匠・前川國男(1905~1986 年)です。
1928 年、東京帝国大学工学部建築学科を卒業すると同時に渡仏し、ル・コルビュジエのアトリエで学びました。
その後日本を代表する建築物を数多く手がけ、日本の近代建築史に大きな足跡を残しました。
 

【「ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―」開催概要】
■ 会 期 : 2016 年6 月11 日(土)~9 月22 日(木・祝)
■ 会 場 : 東京都美術館 企画展示室
■ 休室日 : 月曜日。ただし9 月19 日(月・祝)は開室
■ 開室時間: 9:30~17:30 ※毎週金曜日は9:30~20:00 (入室はすべて閉室の30 分前まで)
★延長開室決定!★
8 月5 日(金)、6 日(土)、12 日(金)、13 日(土)、9 月9 日(金)、10 日(土)は21:00 まで開室
■ 主 催 : 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、ポンピドゥー・センター、朝日新聞社、TBS
■ 後 援 : 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、TBS ラジオ
■ 協 賛 : JR東日本、大日本印刷、大和ハウス工業、東レ、三井物産
■ 協 力 : 集英社、日本航空、日本貨物航空
■ 一般問い合わせ :ハローダイヤル 03-5777-8600


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