2025年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の舞台で、浅草や上野を有する台東区の8事業者が開発した商品は「ビームス ジャパン」の店頭で先行販売、「たいとう 江戸もの市(お土産館)」でも展開
株式会社ビームス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:設楽洋、以下ビームス)は、日本の魅力を発信する事業のBEAMS JAPANが、グループ会社である株式会社ビームスクリエイティブを通じたビジネスプロデュース事業の一環として、東京・台東区による2025年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」を契機とした区内8事業者への商品開発を支援したことを発表します。同社バイヤーによるアドバイスで開発された商品29種は、2024年12月18日(水)からビームスの運営する店舗「ビームス ジャパン」(東京都新宿区)で開催する期間限定イベント「台東屋 〜TAITO-KU STAND〜」で先行販売するほか、2025年2月1日(土)からは、台東区大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会が運営する「たいとう 江戸もの市(お土産館)」(東京都台東区)でもコーナー展開されます。
このたびBEAMS JAPANは、2016年から店舗運営などの小売事業と並行して行っている、全国の自治体を通じた商品開発支援事業の39例目として、東京都台東区と連携して区内事業者への商品開発支援に関わりました。BEAMS JAPANの商品開発支援事業において東京23区の自治体と取り組みを行うのは、今回の台東区が初めてです。
台東区による区内事業者への商品開発支援は、2025年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で、同区が舞台の一つになることを契機として実施され、区とビームスの審査によって選ばれた区内8事業者が取り組む「江戸」や「蔦屋重三郎」(※)に関連した商品の開発を、ビームスのバイヤー2名が複数回に渡る商品開発会を通して、各事業者へ個別にアドバイスを行い伴走支援しました。
※蔦屋重三郎とは:2025年放送の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公で、吉原(現・台東区)出身。江戸時代中期に活躍した版元で、喜多川歌麿や東洲斎写楽ら、江戸を代表する作家たちを見出した「江戸文化の仕掛人」
BEAMS JAPANの支援によって生まれた商品29種は、江戸時代から続く伝統行事や数々の神社仏閣、名所旧跡があり、近年クリエーターが集積するエリアも存在する「古き良き江戸文化」と「現代の新しい感性」が融合する台東区ならではの個性を活かした、桐箱、つまみ細工、熊手、革製品やキャラクターグッズなど、多彩なバリエーションとなりました。
開発された全商品は、2024年12月18日(水)から2025年1月7日(火)に「ビームス ジャパン」(東京都新宿)の1階で実施するイベント「台東屋 〜TAITO-KU STAND〜」で先行販売を行ったのち、2025年2月1日(土) から2026年1月12日(月・祝)まで、大河ドラマの放送に合わせて、台東区大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会が浅草で開館する「たいとう 江戸もの市(お土産館)」(東京都台東区)でも、各事業者がもつ販路と並行して販売されます。
「ビームス ジャパン」期間限定イベント「台東屋 〜TAITO-KU STAND〜」概要
イベント名:「台東屋 〜TAITO-KU STAND〜」
開催場所:東京都新宿区新宿3-32-6「ビームス ジャパン」1階
開催期間:2024年12月18日(水)〜2025年1月7日(火)
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休(店舗「ビームス ジャパン」に準ずる)
ニュースページURL:https://www.beams.co.jp/news/4269/
「たいとう 江戸もの市(お土産館)」概要
住所: 東京都台東区花川戸2丁目6−5 台東区民会館9階
出店期間:2025年2月1日(土) 〜2026年1月12日(月・祝)
営業時間:9:00〜17:00(最終入館:16:30)
定休日:毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等
台東区担当者コメント
柳澤 博(やなぎさわ ひろし) / 台東区 文化産業観光部 産業振興課 産業振興担当係長
・区内事業者に対する商品開発支援のねらい
大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の舞台となる台東区では、放送期間中、これまでより多くの来街者が本区を訪れることが予想されており、区内事業者にとっても大きなビジネスチャンスです。本事業では、「BEAMS JAPAN」と連携し、選定された8社とバイヤーの活発な意見交換が行われ、江戸や蔦屋重三郎に関する商品が誕生しました。大河ドラマを通じて、区内事業者の多彩な魅力に触れていただき、区内産業が元気になってもらいたいと思います。
・区内の8事業者が完成させた商品を見ての感想
バイヤーが事業者自身の「変えたい・改良したい」という想いを汲み取り、知恵やアイディアを出し合いながら、試作とブラッシュアップが重ねられました。そういった事業者の想いとバイヤーのアドバイスが融合し、各事業者の持っている強みを活かした「江戸」が息づき台東区の魅力が詰まった自慢の逸品が完成しました。食品、ファッション雑貨など、日々の生活に彩りを添える多様なアイテムをお楽しみください。
ビームス担当バイヤーコメント
古屋 雄一(ふるや ゆういち) / 株式会社ビームス プロダクト本部 ブランド部 戦略担当
江戸のころから通称となっている地域もありますが、上野・浅草・蔵前・吉原・谷中など、様々な特徴のある街が混在する台東区との取り組みは、産業も多種多様で、東京出身の私でさえエキサイティングな発見がたくさんありました。商品開発会では、江戸から続く伝統には新しいものを加え、下町でチャレンジする新しい取り組みには江戸の伝統を加えました。完成した品々は、東京ローカルの中心的存在の台東区から、江戸をフックに世界へアピールできる商品だと思います。是非お楽しみください。
若山 侑大(わかやま ゆうだい) / 株式会社ビームス プロダクト本部 ブランド部 ライフスタイルグッズ課
台東区の魅力を伝える新しい商品を作り出すべく、台東区を象徴する伝統工芸品や食品、キャラクターグッズまで。多種多様な事業者さまと共に商品開発を行ってまいりました。後継者不足や若手不足といわれる昨今。年齢が若く、多感な私だからこその視点を開発会では積極的に提案させて頂きました。台東区や江戸の伝統に敬意を払いつつ、今の魅力を込めた、豊富な商品ラインナップに触れて頂けますと幸いです。
参加した8事業者からの開発商品に関するコメント(画像は開発商品)
東京都台東区について
台東区は、東京23区で面積が一番小さいながらも、古き良き下町情緒と最新トレンドが交差する
魅力溢れる街です。浅草寺や上野公園など、誰もが知る観光名所を擁し、日本の伝統文化を肌で感じることができます。江戸時代から続く商店街では、職人の技が光る逸品や、下町グルメを堪能できます。活気あふれるアメ横では、多種多様な商品と人々の熱気に圧倒されることでしょう。また、日本有数の伝統工芸産業の集積地です。これは江戸時代から続く歴史の中で様々な職人や商人が集まり、独自の文化を形成してきたことに由来します。近年では、伝統を守りながら新たな文化を生み出す街へと進化を遂げています。美術館やホールが集まる文化・芸術の街としての一面も持ち、国際的な芸術祭も開催されています。また、スタートアップ企業やクリエイターが集積し、新たなビジネスやコラボレーションが生まれています
BEAMS JAPANについて
2016年にスタートした、ビームスが日本の良さや面白さを世界へ発信する事業。日本の技術が光るプロダクト、伝統に裏付けされた各地の名品、モダンカルチャーやアートに加え、こだわりの日本ブランドやオリジナルウエアなどファッションアイテムも集積し、日本のモノやコトの魅力を国内外に発信しています。これまでに兵庫県神戸市、大分県別府市、愛知県名古屋市、福島県などの地方自治体や、異業種の企業ともコラボレーションを行い、店頭イベントに加えて商品開発やガイドブックの発行など、数多くのプロジェクトに取り組んでいます。2024年9月時点で、BEAMS JAPANは新宿、渋谷、京都、出雲、日光、宮島、神戸、善光寺、舞鶴で計9店舗を営業しています。
公式サイトURL:https://www.beams.co.jp/special/beams_japan/
ビームスクリエイティブについて
株式会社ビームスクリエイティブは、ビームスの持つ豊富なリソースで多くの企業・自治体などに課題解決の支援を行っております。実績や、企画・プロデュースについての問い合わせは、法人向けサイト「BEAMS BUSINESS PRODUCE」をご覧ください。
公式サイトURL:https://www.beams.co.jp/beamsbusinessproduce/
ビームスについて
1976年、東京・原宿で創業。1号店「American Life Shop BEAMS」に続き、世界の様々なライフスタイルをコンセプトにした店舗を展開し、ファッション・雑貨・インテリア・音楽・アート・食品などにいたるまで、国内外のブランドや作品を多角的に紹介するセレクトショップの先駆けとして時代をリードしてきました。特にコラボレーションを通じて新たな価値を生み出す仕掛け役として豊富な実績を持ち、企業との協業や官民連携においてもクリエイティブなソリューションを提供しています。日本とアジア地域に約170店舗を擁し、モノ・コト・ヒトを軸にしたコミュニティが織り成すカルチャーは、各地で幅広い世代に支持されています。
公式サイトURL:https://www.beams.co.jp/company/