5月4日(水)~5月27日(金)まで東京都美術館で開催される「公募団体ベストセレクション 美術 2016」の報道内覧会に参加しましたので、その内容についてレポートいたします。
「公募団体ベストセレクション 美術 2016」は、27の美術公募団体による合同の展示会で、各公募団体から推薦された作家151名163作品を楽しむことができます。
本展示会の特徴を以下にまとめます。
- 国内のレベルの高い、日本画、洋画、水彩画、彫刻、版画、工芸など様々なジャンルの作品を鑑賞できる
- 比較的大きな絵画作品(絵画横3m以内)が鑑賞できる
- 作品のプレートに緑のシールが張られた50歳未満の「新鋭美術家」枠があり、若い作家の作品を鑑賞できる
ここからは、本展示会の中で、印象に残った作品についてご紹介します。
【橋本大輔 標 2016年】
絵の立体感が大変印象的で、左右それぞれの方向から見た時の風景が違って見えます。この奥行きの奥深さを是非ご覧ください。
【保坂昌 宇宙の一点 2016年】
左側の一点に朝日の当たった人物が輝いて見えます。光と影がうまくに描かれ、そしてタイトルにもあるように人物の一点に注目が集まるよう、設計された絵画のように感じます。非現実な世界に引き込まれるような作品です。
【都築邦春 カタツムリ 2012年】
カタツムリを構成する殻の部分が、いくつもの球から成り立っており、実際のカタツムリの殻の特徴や歩むスピードなどを抽象化しています。
【武田直美 広がる空 2016年】
家族そして動物が希望をもって空を見上げている、なにか幸せなオーラを感じる作品です。絵画の前に立って、そんな感覚を是非味わってみてください。
【茶谷雄司 かるまんど 2015年】
少女の肌、ワンピースの素材感、木の質感など、それぞれの素材感が窓から入る光とともに写実的に表現されています。物思いにふけながら、少女が窓の外に見ている「世界」にも思いが巡ります。
【畠山晶子 Vision 150401 2015年】
青々と茂った木々の葉から漏れる光、そしてその光が水面に反射しているシーンがうまく表現されている作品です。
ここでは、直感的に印象的だった6作品をご紹介いたしましたが、様々なジャンルで素晴らしい作品が数多く展示されています。是非、開催期間中に東京都美術館にお越しになり、好きな美術作品を見つけてみてはいかがでしょうか。
【チケットプレゼント】
「公募団体ベストセレクション 美術 2016」の2名様分のチケットを5組10名様にプレゼントいたします。
(応募締め切りは5/16までとなります。応募多数の場合は、抽選いたします。)
詳しくはこちらまで:
https://ueno.kokosil.net/ja/spot_news/entry/00001c0000000000000200000031041c
開催概要:
https://home.ueno.kokosil.net/ja/archives/6025