
《SHARING LUNCH》2008,AXIS Gallary,photo by Kenji Masunaga/illustrations by Marije Vogelzang
「とびらプロジェク卜」では、美術館を拠点にアートを介して「人の関わりの回路」を豊かにしていくことを目指し、さまざまな活動に取り組んできました。この活動から生まれた関心や私たちが目指す社会の姿について、広く一般の方々と考える機会を設けたいと考え、毎年「とびらプロジェク卜オープン・レクチャー」を開催しています。
第7回目となる今回は「食べること×デザイン」をテーマに、世界各地で「Eating (食べる行為)」をテーマとするワークショップや展示を行っているオランダ人デザイナー、マライエ・フォーゲルサングさんをお招きし、「食べるという体験そのものをデザインし、人々をつなぐこと」について語っていただきます。
「食べ物そのものは胃の中に入ってしまうけれど、食べることは脳を活性化し、記憶と感情を強くかきたてることができる」と言うマライエさん。日本の食文化にも大きな刺激を受けているそうです。デザイナーとして社会的課題にもチャーミングなアプローチを行う彼女のお話に、ぜひご期待ください。

《SHARING LUNCH》2008, AXIS Gallery, photo by Kenji Masunaga

《A Couple of Little Things》2016, Olo restaurant, photo by Foodcamp Finland

《Edible Reflections》2016, Statarmuseet, photo by Marije Vogelzang
マライエ・フォーゲルサング

photo by Ilja Keizer
1978年オランダ・エンスヘデ生まれ。2000年デザインアカデミー・アイントホーフェン卒業。2004年ロッテルダムに実験的なレストラン「プルーフ」を設立。2011年「ブルーフ」を売却し、デザインワークに専念。レストランのコンセプト開発から医療や教育など様々なフィールドにおいて、食べる行為にまつわるデザイン提案を展開するイーテイング・デザインのパイオニア。2014年デザインアカデミー・アイントホーフェンのフード/ ノンフード学部の学部長に就任。日本では、2008年に初の個展「eating+design デザインにできること2 」をアクシスギャラリーで開催。2014年には六本木アートナイトでワークショップを開催。
【Eating Designer マライエ・フォーゲルサングが語る 食べること×デザイン】
開催日 | 2017年7月1日(土) |
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会 場 | 東京都美術館 講堂 http://www.tobikan.jp/ 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 |
時 間 | 10:30〜12:30 開場10:00 |
定 員 | 220名 |
申 込 | http://tobira-project.info/ 「とびらプロジェクト」ウェブサイト内の申込フォームからお申し込みください。 |
企画運営 | 東京都美術館 × 東京藝術大学 とびらプロジェクト |
主 催 | 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、東京藝術大学 |
後 援 | オランダ王国大使館 |
問い合わせ | 〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36 東京都美術館アート・コミュニケーション係 TEL:03-3823-6921(代表) Mail:acinfo@tabikan.jp |