写真提供:国立科学博物館
2017年6月13日(火)から9月3日(日)まで、「まだまだ奥が深いぞ!『相模の海』-最新の生物相調査の成果-」が国立科学博物館にて開催されます。
『相模の海』は生物多様性の高い海域として知られ、約150 年前から現在まで様々な生物相調査が行われてきた世界的にも珍しい海域です。
この海域での生物相調査は、最近、新しい展開を迎えました。それは、2009 年に筑波大学下田臨海実験センターと東京大学海洋基礎生物学研究推進センターが連携して設立したマリンバイオ共同推進機構(JAMBIO) による生物相調査(JAMBIO 沿岸生物合同調査)です。これは、2013 年度から本格的に実施された生物相調査で、これまで見過ごされることの多かった小型の動物を探求すること、また、多くの若い研究者が参画していることが特色の調査です。
この調査によって、この数年の聞に大きさ1mm 以下の動物を含む約50 種の新種が発見されたととは大きな成果です。また、その成果の一部は、2015 年に発表された論文”AMBIO Coastal Organism Joint Surveys reveals undiscovered biodiversity around Sagami Bay”(JAMBIO 沿岸生物合同調査が明らかにした相模湾とその周辺海域の未発見の生物多様性)にも取り纏められています。
このたび、JAMBIO 沿岸生物合同調査が節目となる5 年目を迎えるにあたり、調べるほど新たな発見と出会う「相模の海』の奥深さを紹介します。
【開催概要】
展覧会名 | まだまだ奥が深いぞ!『相模の海』-最新の生物相調査の成果- |
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開催期間 | 2017年6月13日(火)~ 2017年9月3日(日) |
入館料 | 常設展示入館料のみでご覧いただけます。(一般・大学生:620 円(団体310 円)高校生以下および65 歳以上無料※団体は20 名以上) |
休館日 | 6月19日(月)・26日(月)〜30日(金)、7月3日(月)・10日(月)・18日(火) |
主 催 | 国立科学博物館 |
協 力 | 筑波大学下田臨海実験センター、東京大学海洋基礎生物学研究推進センター、マリンバイオ共同推進機構(JAMBIO) |
問合わせ先 | 国立科学博物館 〒110-8718東京都台東区上野公園7-20 TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル) FAX:03-5814-9898 http://www.kahaku.go.jp/ |