「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を2017年8月26日(土)より北海道立近代美術館、2017年10月24日(火)より東京都美術館、2018年1月20日(土)より京都国立近代美術館にて開催します。今回新たに、ファン・ゴッホ自画像《画家としての自画像》の3会場への出展と東京展で使えるお得なペアチケットの発売が決定しましたので発表いたします。
今回、新たに出展が決定した《画家としての自画像》は、パリ滞在中の最後期に描かれた作品であり、12年ぶり2度目の来日となります。
同時期に描かれた一連の自画像のなかでもひときわ大きく、かつ入念に仕上げられている作品です。細かな筆触で覆われた青色の上着や、原色が連なるパレットの描写には、彼がこの街で獲得した色彩表現が遺憾なく発揮されています。
また、今回は10月24日(火)より開催される東京展で使用できる「ペアチケット」の発売が決定。7月1日(土)から8月13日(日)まで展覧会公式サイト、各種プレイガイドにてお買い求めいただけます。
さらに7月20日(木)からは、人気小説家 原田マハ氏の講演会と展覧会を一緒にお楽しみいただける「特別講演会セット券」を数量限定で発売します。原田氏は現在、『小説幻冬』(幻冬舎)にて連載小説『たゆたえども沈まず』を執筆しており、ゴッホと日本にまつわるスト―リーを展開しています。今回の講演会では、展覧会の見どころをはじめファン・ゴッホの魅力を語っていただきます。
また、札幌展の前売チケットも8月25日(金)まで発売しておりますので、この機会にぜひ、各種チケットをお買い求めください。
■東京展 各種前売券発売決定
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」(東京展)の各種前売券の発売が決定いたしました。7月1日(土)からはお得なペアチケット、7月20日(木)からは通常前売券に加えて人気小説家 原田マハ氏の講演会がセットになった「特別講演会セット券」の販売を開始します。
<ペアチケット>
料金:2,000円(税込、2枚綴り)
販売期間:7月1日(土)-8月13日(日)
販売先:展覧会公式サイト、各種プレイガイド
<通常前売券>
料金:一般1,300円、大学生・専門学校生1,100円、高校生600円、65歳以上800円(全て税込)
※中学生以下は無料
販売期間:7月20日(木)-10月23日(月)
販売先:東京都美術館ミュージアムショップ、展覧会公式サイト、各種プレイガイド
<特別講演会セット券>
開催日時:2017年11月18日(土)14時予定
開催場所:東京都美術館 講堂(交流棟 ロビー階)
講演者:原田マハ(小説家)
演題:「ユートピアを探して:ゴッホが夢みた日本」(仮)
料金:3,800円(税込)
※講演会、図録、音声ガイド、展覧会入場券(一般券)のセット券
販売期間:7月20日(木)-10月23日(月)~なくなり次第終了
販売枚数:220枚(自由席)
販売先:展覧会公式サイト、ローソンチケット
原田マハ氏 プロフィール
1962年東京生まれ。馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。その後2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し、作家デビュー。
2012年に発表さしたアートミステリ『楽園のカンヴァス』は第25回山本周五郎賞、第5回R・40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに。2016年『暗幕のゲルニカ』が第9回R・40本屋さん大賞、2017年『リーチ先生』が第36回新田次郎文学賞を受賞。
■展覧会の見どころ
本展では、「ファン・ゴッホのジャポニスム」、「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部に分けて構成し、ファン・ゴッホと日本との相互関係にスポットをあてます。
第一部:ファン・ゴッホのジャポニスム
《タラスコンの乗合馬車》、《雪景色》など4つの日本初公開作品を含むファン・ゴッホ作品約40 点と、ファン・ゴッホが影響を受けた浮世絵など約50点を同時に展示。ファン・ゴッホが日本からどのような影響を受け、作品に投影したのかを多角的に検証します。
第二部:日本人のファン・ゴッホ巡礼
ファン・ゴッホゆかりの地オーヴェールを訪れた約240人の近代日本の知識人が記した3冊の「芳名録」を日本初公開。巡礼から生まれた日本近代絵画の名作をはじめ、当時の写真や手紙などオーヴェール巡礼の実相を、約90点の豊富な資料からたどります。
開催概要はこちら:
https://home.ueno.kokosil.net/ja/archives/12819
報道発表会レポートはこちら:
https://home.ueno.kokosil.net/ja/archives/12930