【国立西洋美術館】「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」ゴッホ《ひまわり》に続く14作品を発表！

ロンドン・ナショナル・ギャラリー外観画像 Photo©Phil Sayer©The National Gallery, London

国立西洋美術館では、2020年3月3日（火）～6月14日（日）の期間、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を開催します。

ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、英国ロンドン中心部のトラファルガー広場に面した世界有数の美術館です。王室の収集を母体とした多くのヨーロッパの美術館とは違い、1824 年に国家制定法により設立された美術館であることに最大の特徴があります。ファン・アイク、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンス、ベラスケス、ターナー、モネ、セザンヌ、ゴッホなど、13 世紀後半から20 世紀初頭までのヨーロッパ絵画の様々な画派を網羅した約2,300 点の作品を所蔵し、年間の来場者数は世界の美術館・博物館でもトップ5 に入る500 万人超を誇ります。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展2020年世界初開催決定！ゴッホ《ひまわり》初来日！！

しかし所蔵作品の多くを常設展示している同館は作品の貸出に極めて厳しいことで知られ、これまで館外で所蔵作品展が開催されることは一度もありませんでした。この度、日本初公開となるゴッホの傑作《ひまわり》をはじめ傑作約60 点を一挙日本で公開することは、同館史上初の試みであり、歴史的な開催となります。また、2020 年は東京五輪・パラリンピックの開催年であり、この画期的な展覧会が世界的にも注目されることは間違いありません。

フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》 1888年、油彩・カンヴァス、92.1×73cm　
©The National Gallery, London. Bought, Courtauld Fund, 1924

今回、開催まで約1年となったタイミングで、ゴッホの《ひまわり》以外の14作品の情報が発表されました。ココシルではそのうちの数点を厳選してご紹介します。

フェルメール

ヨハネス・フェルメール《ヴァージナルの前に座る若い女性》 1670-72年頃油彩・カンヴァス 51.5×45.5cm ©The National Gallery, London. Salting Bequest, 1910

モネ

クロード・モネ《睡蓮の池》 1899年油彩・カンヴァス 88.3×93.1cm ©The National Gallery, London. Bought, 1927

本展では、ロンドン・ナショナル・ギャラリーが所蔵する、ルネサンスから19世紀末までの幅広い時代、地域とジャンルに及ぶ西洋絵画の傑作約60 点を一堂に公開します。その構成は、英国とヨーロッパ大陸の美術における相互関係、および英国における大陸の美術の収集という観点に基づき、英国で築かれた汎ヨーロッパ的なコレクションとしての同館の特質に光を当てる内容を予定しています。中でも、同館の最大の目玉作品である、ゴッホ《ひまわり》をはじめとする作品の日本初公開は、美術ファンならずとも待望の機会となることでしょう。

ターナー

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》　1829年油彩・カンヴァス 132.5×203cm ©The National Gallery, London. Turner Bequest, 1856

クリヴェッリ

カルロ・クリヴェッリ《聖エミディウスを伴う受胎告知》 1486年卵テンペラ・油彩・カンヴァス 207×146.7cm ©The National Gallery, London. Presented by Lord Taunton, 1864

ルノワール

ココシルでは今後も本展の最新情報を発信していきますので、お楽しみに！

「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」開催概要

会期	2020年3月3日（火）～6月14日（日）
会場	国立西洋美術館（東京・上野公園）〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
開館時間	午前9時30分～午後5時30分＊金曜日・土曜日は午後8時まで＊入館は閉館の30分前まで
休館日	月曜日＊ただし、3月30日と5月4日は開館
TEL	03－5777－8600(ハローダイヤル)
特設サイト	https://artexhibition.jp/london2020/