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「ゴッホ展」 今年10月から東京・上野、来年1月から神戸で開催 ハーグ派、印象派…独自の作風を確立した“ふたつの出会い”に焦点

今も世界中から愛されている画家ゴッホと、彼に影響を与えたハーグ派、印象派の作品約60点を集めた「ゴッホ展」(産経新聞社など主催)が今年10月11日(金)~来年1月13日(月・祝)に上野の森美術館(東京都台東区)で、来年1月25日(土)~3月29日(日)に兵庫県立美術館(神戸市)で開催されます。本展では、オランダで交流した「ハーグ派」、フランスで目にした「印象派」という“ふたつの出会い”に焦点を当て、ゴッホ独自の画風がどのようにして生まれたのかを明らかにします。

 

鮮やかな色彩と勢いのある筆づかいで今も世界中から愛されているフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)。37年の生涯のうち画家として活動したのはたった10年に過ぎず、代表作のほとんどは晩年のわずか数年間で描かれたものでした。

 



27歳の頃に画家を志した当初は、オランダで「ハーグ派」と交流しながら、暗い色彩で農村風景や静物などを描いていたファン・ゴッホ。目にした風景や事物をデッサンし、それを元に抒情的な光景を描いたハーグ派との邂逅
(かいこう)によって、画家としての基礎を身につけました。その後、弟テオの勧めで移り住んだパリで「印象派」と出会い、鮮やかな色づかいが生む効果に驚き、独自の作風を確立していきます。

 

世界各国からファン・ゴッホの作品約40点が集結する本展では、《糸杉》など晩年の代表作に加え、貴重な初期作品も来日。さらに、「ハーグ派」のマウフェやラッパルト、「印象派」のモネ、ルノワール、ピサロなど、彼に大きな影響を与えた画家による作品約20点も展示。画家としての原点を示す初期の画業から始まり、ポスト印象派を代表する画家になるまでの劇的な成長過程を辿ります。

 

ゴッホは、いかにしてゴッホになったのか。ハーグ派と印象派…。“ふたつの出会い”によって導かれたファン・ゴッホの、短くも濃密な画業を堪能できます。

 

◎本展の見どころ
ゴッホをつくった「ハーグ派」&「印象派」をクローズアップ
ファン・ゴッホは短い画家生活の中で、さまざまな芸術家や作品との出会いを自らの画風に生かしています。本展では、本展では、その中からファン・ゴッホが初期にオランダで交流した「ハーグ派」、そしてフランスで初めて目にした最新の芸術「印象派」、ふたつの出会いに焦点を当て、それぞれから受けた影響によって、どのように独自の画風が生まれたのかを明らかにします。

後期の傑作《糸杉》や《薔薇》などが来日
メトロポリタン美術館の《糸杉》やワシントン・ナショナル・ギャラリーの《薔薇》など、ファン・ゴッホが独自の画風を築いた最晩年の傑作は必見です。

世界各国の所蔵先から作品が集結
本展では、「ハーグ派」のオランダ、「印象派」のフランスのみならず、イスラエルやスイス、スコットランドなど、世界中から作品を借用します。これまで日本で紹介されることの少なかった、世界各国にあるファン・ゴッホの傑作をご覧ください。

 

◎開催概要
【東京会場】
会期:令和元年10月11日(金)~2年1月13日(月・祝)※12月31日と1月1日は休館
会場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
開館時間:9時30分~17時 ※金・土曜は20時まで、入場は閉館の30分前まで
入場料(当日):一般1800円、大高生1600円、中小生1000円
主催:産経新聞社、BS日テレ、WOWOW、ソニー・ミュージックエンタテインメント、上野の森美術館

 

【兵庫会場】
会期:令和2年1月25日(土)~3月29日(日)※月曜休館(月曜が祝祭日の場合は翌火曜休館)
会場:兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1)
開館時間:10時~18時 ※金・土曜は20時まで、入場は閉館の30分前まで
入場料:未定
主催:兵庫県立美術館、産経新聞社、読売テレビ

 

■ゴッホ展公式ホームページ http://go-go-gogh.jp/

 


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