高級レトルトの開発と zoomミーティングの新たなレストランサービス
明治創業の上野の「洋食 黒船亭」は、2020年6月21日よりOCR(オンライン・カルチュラル・レストラン)を開始いたします。
店主は、三代目の須賀 光一、四代目の須賀 利光。昨今のコロナ情勢により、ご自宅でお召し上がりいただけるレストラン・メニューの開発を進めておりましたが、そこでオンラインによるコミュニケーションの変化に注目し、お一人のお客様や離れ離れになったご家族やご友人たちが集えるオンライン・レストランの構想が浮かびました。
当店は、自社ビルの7階(K SPACE)でミニ・ライブやワイン会、文化講座などのイベントを行ってきた経緯があり、このイベントをオンラインで配信しながら、日本全国のお客様がWeb会議ツールを使って一緒に黒船亭の料理を食べるというOCR(オンライン・カルチュラル・レストラン)プロジェクトの立ち上げへと繋がりました。
■黒船亭OCRの仕組み
あらかじめレトルトメニューがチルド配送され、イベント当日、K SPACEから配信されるオンライン・カルチュラル・レストランにzoomで参加していただきます。
プログラムは、食事が楽しめる音楽やアートパフォーマンスのほか、司会によるユーザーとの双方向のコミュニケーションも行われます。
■第一回OCRの内容
第1回のゲストは、経営コンサルタントの中 博(なか ひろし)さんを迎え、「WITHコロナ時代の生き方と経営理念」と題した、まさに当店のような今、経営の岐路に立たされている中小企業様へのメッセージを発信していただきます。
同日のプログラムは、中さんの講演のほか、庭園デザイナーの石原和幸さんによるライブ・フラワーアレンジメント、フルート奏者の山本純子さんによるソロ演奏も放映いたします。
参加ユーザーはこの企画に賛同した日本全国の約20名で、黒船亭のハヤシライスまたはビーフカレー、ビシソワーズ、ワインが数日前にチルド配送されており、イベント当日のランチタイムにご自宅からOCRに参加しながら召し上がっていただくという流れになります。
■今回のメニュー
当日のメニューは、このイベントに合わせてソムリエが料理とワインを選定いたしました。黒船亭の人気メニューであるハヤシライスまたはビーフカレーと季節のスープ(ビシソワーズ)、ワインはハーフサイズの赤または白が選べるというものになっています。
■会場となる7階K SPACE
抗菌処理が施された黒船亭7階「K SPACE」。石原和幸さんによる生花の天井装飾。この画像は、バーチャル壁紙としてお客様に事前に配布されています。イベント当日も、ここから講演やパフォーマンスを中継いたします。
■招待状
クリエイティブ・ディレクターの山本 伸明さん(株式会社矛盾社)による「黒船亭OCR」の招待状。明治期に創業した先代から続く「伝統と革新」のDNAを、アール・デコのモチーフとデジタル・ドットの形状の融合で表現してくださったデザインです。
■今後の黒船亭OCRスケジュール
第1回 6月ゲスト: 経営コンサルタント・中 博、
庭園デザイナー・石原 和幸、
音楽家(フルート)・山本 純子
第2回 7月ゲスト: 女性写真家・緒方 秀美、他
第3回 8月インフラ拡大。ゲスト未定
第4回 9月ゲスト未定
第5回 10月一般サービス化スタート。ゲスト未定
※8月に回線工事を行い、よりスムーズな配信が実現する予定。
※10月にサイトリニューアルとともに、OCRサービスを公開予定。
(9月までは協力いただけるお客様を募り、オンライン・サービスの質の向上をはかります)
■OCR(オンライン・カルチュラル・レストラン)とは
Online みんなでオンラインでつながって
Cultural カルチャー・イベントを体験できる
Restaurant レストラン
の意味で、新しい時代のレストランのあり方を探求する黒船亭の新たな試みです。
■黒船亭について
代表取締役社長 須賀 光一
専務取締役 須賀 利光
〒110-0005 東京都台東区上野 2-13-13
https://www.kurofunetei.co.jp/
1902年(明治35年) 初代 須賀 惣吉が上野に「鶏鍋」を創業
1917年(大正6年) 二代目 須賀 利雄が「カフェ菊屋」を始める
1937年(昭和12年) 本格中華料理店「雨月荘」をオープン
1945年(昭和20年) 喫茶店「ニッサン・ソーダファウンテン」をオープン
1951年(昭和26年) 映画封切館「上野パーク劇場」をオープン
1969年(昭和44年) 婦人衣料品店「アダムスキクヤ」をオープン
1986年(昭和61年) 三代目 須賀 光一が「レストランキクヤ」を「洋食 黒船亭」としてリニューアルオープン