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特別展「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち-」 国内外で注目を集める出品作家たちをご紹介!

井村 ももか《みどりの玉》2014年

 

東京藝術大学・NHK・文化庁・独立行政法人日本芸術文化振興会は、東京藝術大学大学美術館(台東区・上野公園)にて『日本博』の一環として特別展「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち-」[会期:2020 年7月23 日(木・祝)-9 月6 日(日)/令和2 年度 日本博主催・共催型プロジェクト]を開催します。

本展では、特定の文化や既存の美術、流行、専門教育などに影響されることなく、自身の芸術的な衝動に忠実に、ただひたすら自由に独自の世界を創造し続ける表現活動を行っているアーティストの作品にスポットを当てます。

日本国内には、独学のアーティストの独自の個性的な表現活動が多く見られ、その担い手の中には知的障害や精神障害のある方も多く、作品はなかなか世に出てきませんが、圧倒的な迫力に満ちています。
それらは私たちに人間の豊かさや心の自由を教えてくれると同時に、創造力を掻き立て、新たな人間像を考えるきっかけを提示しています。

近年国内外で注目を集めるアーティスト総勢25 名による約200 点の作品を通して、魅力的で多様性にあふれる「あるがままのアート」の世界と、その作品から垣間見えるアーティストたちの人生を、NHK のE テレやBS4K8K、国際放送で放送中の「no art, no life」、2017 年からETV 特集にて放送している「人知れず表現し続ける者たち」シリーズの映像とともに紹介します。

 

【『日本博』とは】

日本博は、「日本人と自然」を総合テーマに、縄文時代から現代まで続く「日本の美」を体感する美術展・舞台芸術公演、芸術祭などを、年間を通じ、全国各地で展開するプロジェクトです。
文化庁、日本芸術文化振興会、関係府省庁、全国の文化施設、地方自治体、民間企業・団体等が連携して、各地域が誇る様々な文化芸術の振興を図り、その多様かつ普遍的な魅力を国内外へ発信し、次世代に伝えることで、更なる未来の創生を目指します。
日本博公式ウェブサイト:https://japanculturalexpo.bunka.go.jp/

 

 

■本展みどころ



■パリで、ニューヨークで、アジアで、話題となった日本の「あるがまま」のアート作品が勢揃い!
■トゲトゲのオブジェ、落ち葉の折り紙、10 メートル!圧巻の現代絵巻など約200 点の作品を展示
■多様な表現が生まれる瞬間 アーティストたちの創作風景を4K 映像でも紹介
■人間の豊かさとはなにか、共に生きるとはなにか、心を揺さぶる総勢25 名の表現

【出品作家】
今村 花子/井村 ももか/大倉 史子/金崎 将司/川上 建次/記 富久/喜舎場 盛也/CANKTLE (キャンクト)
古久保 憲満/小森谷 章/坂元 郁代/澤井 玲衣子/澤田 真一/舛次 崇/杉浦 篤/魲 万里絵/高田 幸恵
長 恵/林田 嶺ー/福井 誠/藤岡 祐機/戸來 貴規/松本 寛庸/山際 正己/渡邊 義紘(五十音順)
※都合により、掲載している出品作家・作品が変更になる場合があります。

 

■作家紹介

 

澤田 真一(さわだ しんいち)

 

澤田は、架空の動物とも人間とも思えるシンボリックな陶芸オブジェを制作する。形態は奇怪だが、どことなくユーモラスにも見える不思議な生き物たちである。
表面を覆う無数の棘は、独特な世界を作り出し、作品は一度見たら忘れることのできない魅力を兼ね備えている。
棘のような突起物は、見ようによっては、世界を感受するセンサーのようなものにも見えるし、また、自らを保護する体毛が覆っているようにも見える。
当初は、手に乗るほどの小さな動物のようなオブジェの制作から始まったが、やがてサイズは大きくなり、原初的な人間や動物を想起する、空想的な形態の彫刻的な作品へと発展していった。

澤田は、滋賀県栗東市の山中の窯場で静かに制作を続けている。

 

澤田 真一《無題》制作年不詳

 

喜舎場 盛也(きしゃば もりや)

喜舎場盛也は、アルファベットや文字を紙一面に書き記した作品や、ベルや四角といった形を描き連ねる作品などの制作を経て、インクの滲みに着目した≪ドットシリーズ≫を制作している。
本シリーズは、必ず左下隅の青い丸を打つことから始まる。
この丸だけ他よりも少しだけ大きいのは、ペン先が紙に触れている時間が長いからである。
最初の斑点の後は、ドットの色選びを即興的に行っているようであるが、画面の中で色の偏りが見受けられないことから、独自の制作システムがあると思わずにはいられない。
色鉛筆で描かれた新作の≪ドットシリーズ≫では、 色彩のうねりが不思議な景色を作り出している。

喜舎場 盛也《ドットシリーズNo.10》2014年

 

井村 ももか(いむら ももか)

布製の丸い形のオブジェを作り出す。手の上に乗るサイズから抱きかかえるとちょうどよいサイズまで大小がある。
具体的なイメージがあるわけではないが、どこか愛玩動物やぬいぐるみを彷彿とさせる。
始めから大きなものをつくるわけではなく、順次、オブジェを成長させていくように、小さなものから大きなものへと作り上げる。
ピンク色が好きで、工房に着くと、まずピンクのウイッグをかぶり、創作が終わるとウィッグを外して、帰るという日々は、まるでパフォーマンスでもしているかのよう。
ときに歌うように、踊るように、動きながら、作り上げる。

井村 ももか《みどりの玉》2014年

 

 

松本 寛庸(まつもと ひろのぶ)

3m を超える大きな作品からスケッチブックサイズのものまで大小様々な作品あるが、どれも色彩に富んでいて、明快なイメージによってディテールが構成され、隅々までそれらによって埋め尽くされて、ひとつの物語を構成している。作品に近づくと読み解く面白さを堪能できる。
扱う題材は宇宙や歴史上の合戦というスケールの大きなものから、霧や、細菌と白血球など微小なものまで幅が広いが、題材のスケールの大きさを問わず、いずれも一種の世界の成り立ちを、作品を介して紹介しているともいえるもので、どのような法則やルールによってその世界が成立し、系統づけられているのかといった“なぞ”への興味が通底した制作の動機になっている。

松本 寛庸《加藤清正と徳川家康の陣取り合戦》2009-2010年頃

 

 

■展覧会開催概要

 

特別展「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち- 」

 

特定の文化や美術動向に影響されることなく、自身の芸術的な衝動に忠実に、ダイレクトに、表現活動を行っているアーティストの作品を紹介します。
世界的に注目を集める「あるがままのアート」の世界を、近年、国内外で注目を集めるアーティストたち総勢 25名、約 200点の作品を通して幅広い“人間観”を探っていき、“人間の豊かさ”とは何かについて考えていきます。

 

会場: 東京藝術大学大学美術館  〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8

会期: 2020年 7月23日(木・祝)~9月6日(日 )

休館日 :毎週月曜日、8月11日(火)
※ただし、 8月10日(月・祝)は開館10:00〜 17:00
※入館は閉館の 30分前まで

主催 :東京藝術大学、NHK、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、令和2年度日本博主催・共催型プロジェクト

展覧会公式HP: https://www.nhk.or.jp/event/art2020/

展覧会公式 SNS
Instagram:  https://www.instagram.com/arumama20/
Facebook :    https://www.facebook.com/arumama20
twitter    :         https://twitter.com/arumama20

 

 

【展示室内の3密(密閉・密集・密接)を防止するため、 入場予約制の導入のご案内】

 

本展は入場無料ですが、すべてのお客様はオンラインによる事前予約が必要となります。(小学生未満のお子様 は予約不要)
・開館 時間は 10時から 17時 まで 、 30分毎の入場となります。 最終 予約受付時間 は 16時予約回(最終入場 16時 30分) です。
・予約サイト からのみ予約可能です。 ご来場希望日の 1週間前より受付開始します。 電話等ではお受けできません。
・ご来場当日は、日時指定券の画面、もしくは画面を印刷したものを、展示室入口の係員にご提示ください。提示がない場合はご入館できません。

予約ページのURL https://art as it is.jp/reservation/ [ 7月 16日(木)午前 10:00より受付開始]

 

 

 

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