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世界初の試み!シルクロード特別企画展 『素心伝心 クローン文化財 失われた刻の再生』開催決定 2017年9月23日(土)〜10月26日(木) 〜 東京藝術大学 創立130周年スペシャルプログラム 〜

東京藝術大学は創立130周年スペシャルプログラムの一環として、シルクロード特別企画展 『素心伝心 クローン文化財 失われた刻の再生』を9月23日(土)〜10月26日(木)の期間、東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開催いたします。クローン文化財のみで構成された企画展は、世界初の試みとなります。

 

シルクロード特別企画展「素心伝心―クローン文化財失われた刻の再生」概要

文化財は唯一無二の存在であり、その真正性は本来、複製が不可能です。その一方で、文化財の複製の歴史は古く、文化財の記憶をより広く長く継承したいという思いは、普遍的なものであるといえます。

東京藝術大学は、劣化が進行しつつある、或いは永遠に失われてしまった文化財の本来の姿を現代に甦らせ、未来に継承していくための試みとして、文化財をクローンとして復元する特許技術を開発しました。本展では古代シルクロードの各地で花開いた文化を代表する遺産がクローン文化財として甦ります。クローン文化財の制作にあたっては、オリジナルの精細な画像データを取得し、三次元計測や科学分析を行い、忠実に再現します。コピーやレプリカと訳されるような単なる複製品ではなく、オリジナルと同素材、同質感かつ、技法、素材、文化的背景など、芸術のDNAに至るまでを再現する、まさしく“文化財のクローン”です。また、生涯にわたりシルクロードを歩き、撮り続けた並河萬里氏の写真や、国々の絵画・彫刻作品も展示し、シルクロードから奈良に至るまでの美術の変遷を紹介していきます。

企画展のタイトルにある「素心伝心」とは、それぞれの民族によって養い育てられた芸術形象の傑作を並置し、それぞれの素心を知り、互いに心を伝え合い、心を通じ合うことによって平和を育む一歩としたいという願いを込めています。

 

クローン文化財とは



東京藝術大学が開発した特許技術を用いて制作された超高精細復元/複製作品です。東京藝術大学は、劣化が進行しつつある、或いは永遠に失われてしまった文化財をクローンとして復元する特許技術を開発。クローン文化財の真の目的は、学術的に信憑性・妥当性の高い複製や復元を行う事ではなく、文化そのものを継承し、新たな感動を生み出すことです。復元した文化財が見る人にどう映るか、どう感動してもらえるかを大切に制作を進めています。

 

主な展示物について

アフガニスタン・バーミヤン東大仏天井壁画(破壊前復元)

アフガニスタン・バーミヤン東大仏天井壁画(破壊前復元)

2001年に破壊されたアフガニスタン・バーミヤン東大仏天井に描かれていた壁画「天翔る太陽神」を復元し、目前には現在のバーミヤンの風景が広がる臨場空間を体験できます。

 

日本・法隆寺釈迦三尊像(再現)

日本・法隆寺釈迦三尊像(再現)

法隆寺のご本尊・国宝釈迦三尊像を3D計測や3Dプリンターの技術を用いて金銅仏として再現。さらに、欠落した螺髪や白毫の復元、左右脇侍の配置転換、大光背周縁に存在したと想定される飛天を復元し、音や映像を通して堂内に漂う飛鳥の気配や香りが感じられる空間を再現します。

 

日本・法隆寺金堂壁画 (焼損前復元)

日本・法隆寺金堂壁画
(焼損前復元)

1949年に焼損した金堂壁画12面を同素材、同質感で焼損前の状態まで復元し、堂内空間を再現。

 

G7伊勢志摩サミットで展示したクローン文化財が一同に集結

2016年5月26日、G7伊勢志摩サミットのサイドイベント「テロと文化財―テロリストによる文化財破壊・不正取引へのカウンターメッセージ」にて、クローン文化財(破壊されたバーミヤン東大仏天井壁画・焼損した法隆寺金堂壁画第6号壁)の2点が展示され、本展企画者の宮廻正明(東京藝術大学大学院教授)からG7首脳へクローン文化財について解説を行いました。

宮廻教授は、千数百年以上前に描かれた人類の遺産のクローン文化財を通して、物は亡びても魂が永遠に人々の心の中に生き続け再生され継承されていく日本特異の文化伝承をアピールし、人々の英智により、テロや戦争のない平和な世界を創り出す事の尊さを、発信しました。

本展では、同サミットにて展示した「焼損した法隆寺金堂壁画第6号壁」と「破壊されたバーミヤン東大仏天井壁画」を出品いたします。

G7伊勢志摩サミットにて各国首脳へクローン文化財について解説する宮廻教授

G7伊勢志摩サミットにて各国首脳へクローン文化財について解説する宮廻教授

 

− 開催概要 −

■展覧会名
シルクロード特別企画展「素心伝心 —クローン文化財 失われた刻の再生」

■開催期間
2017年9月23日(土)〜10月26日(木)

■開館時間
午前10時〜午後5時 (金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館時間の30分前まで

■休館日
月曜日 ※10月9日(月)は開館

■開催場所
東京藝術大学大学美術館3F

■主催
東京藝術大学、東京藝術大学シルクロード特別企画展実行委員会、山陰中央新報社、公益財団法人しまね文化振興財団

■入場料
一般 1,000円(800円)、大学高校性 800円(600円)、中学生以下無料※( )は前売り、20名以上の団体料金 (※前売り券は2017年8月中旬から販売予定)
※団体観覧者20名につき1名の引率者は無料※障がい者手帖をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

■お問い合わせ先
ハローダイヤル 03-5777-8600

■公式ホームページのご案内
URL: http://sosin-densin.com


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