日本初となるオランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクト「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が、6年に渡る準備期間を経て、北海道立近代美術館にて2017年8月26日(土)からいよいよ開幕いたします。
ファン・ゴッホは、浮世絵をはじめとする日本美術から大きな影響を受け、生涯にわたってさまざまな作品を描きました。本展は、「ファン・ゴッホのジャポニスム」と「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の二部で構成。ファン・ゴッホの油彩画やデッサン約40点、同時代の画家の作品や浮世絵など約50点に加え、関連資料を通して、ファン・ゴッホと日本の関係性を双方向から検証する展覧会です。
開幕にあたって、音声ガイドナビゲーターが決定いたしましたのでお知らせいたします。この夏より、全国三都市(札幌、東京、京都)を巡回する本展に是非ご注目ください。
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」の音声ガイドナビゲーターが女優の常盤貴子さんに決定!
NHK・Eテレ「旅するフランス語」の旅人、常盤貴子さん。この春に同番組内の企画にてファン・ゴッホのゆかりの地を巡る旅に出られました。ファン・ゴッホのゆかりの地に実際に足を運んだ常盤さんに、当時の想いを巡らせながら音声ガイドナビゲーターを務めていただきたいという思いのもと、今回ご出演いただくことが決定しました。
<常盤 貴子さんコメント>
ファン・ゴッホの魅力には、情熱的な描き方、そして色彩があると思います。浮世絵からの影響、そして昔の着物の色使いにも似ているように感じます。浮世絵は、今の日本人が見てもその色彩や構図がとても面白いですから、ファン・ゴッホの眼にはどれだけ興味深く映ったんでしょう。
彼の作品にはそんなふうに日本が感じられる、だから日本人は惹かれるんでしょうね。この春、南仏にファン・ゴッホを訪ねる旅に出ました。アルルやサン=レミも訪れましたが、緑豊かでパリとは全く違う南仏ならではの景色に驚きました。ファン・ゴッホが手紙で触れた「悪魔のミストラル」も体験しました。そしてとくに光が強いんです。その光のもとでは色彩も鮮やか。そこに日本を見たのかもしれません。
音声ガイドでは、実際にファン・ゴッホの足跡をたどった思い出を活かし、その時のイメージ、臨場感をお伝えできたらと思っています。
番組情報
秋からスタート! NHK・Eテレ「旅するフランス語 常盤貴子の旅の手帖 ~南仏の旅~」
放送日:10月4日(水)より 毎週水曜日0:00~0:25(火曜日24:00~)
旅人:常盤 貴子
常盤 貴子さん プロフィール
神奈川県出身。TVドラマ「イブは初恋のように」(91)で女優デビュー。「悪魔のKISS」(93)で注目を浴び、「愛していると言ってくれ」(95)でブレイクする。99年、香港映画「もういちど逢いたくて・星月童話」で映画に初出演。「赤い月」(03)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞する。その他の作品に「ゲロッパ!」(03)、「20世紀少年」3部作(08~09)などがある。
【「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」 展覧会 開催概要】
会 期 | 2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝) |
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会 場 | 東京都美術館 |
主 催 | 東京都美術館、NHK、NHKプロモーション |
開室時間 | 午前9時30分-午後5時30分 ※会期中の金曜日、11月1日(水)、2日(木)、4日(土)は20:00まで(入室は閉室の30分前まで) |
休室日 | 月曜日(1/8を除く)年末年始休館 12月31日(日)、1月1日(月・祝) |
観覧料金 | 一般 1,600(1,300)円、大学生・専門学校生 1,300(1,100)円、高校生800(600)円、65歳以上1,000(800)円 ※( )内は前売と20人以上の団体料金 ※中学生以下は無料 ※11月15日(水)、12月20日(水)はシルバーデーにより65歳以上の方は無料(要証明) |
ホームページ | http://gogh-japan.jp/ |
お問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
報道発表会レポートはこちら:https://home.ueno.kokosil.net/ja/archives/12930