2017 年9 月23日(土)~9 月30 日(土)の8日間、上野の森美術館で「ダウン症の書家 金澤翔子書展」を開催します。
今回は、母と娘から皆様へ、これまでの感謝の気持ちを込めたありがとうの個展です!
東京初上陸、門外不出の秘蔵作品、これまでの代表作が大集結!
母と娘の絆、そして、二人三脚で歩んだ軌跡をご覧ください。
<見どころ>
1) 過去最大!「これほどの個展は、最初で最後かもしれません」
代表作ばかりを、全国からこの個展のために集めました。作品総数は60点以上。上野の森美術館の広い空間を活かし、屏風がずらりと並んだ様子は壮観です。
母・泰子が主催するのは、20歳の初個展から実に12年ぶり。今年74歳を迎える母の“終活”でもあります。
これほどの規模で、母娘2人でつくり上げる個展は“最初で最後かもしれない”覚悟です。
2)伝説の「風神雷神」が、宗達の絵と共に揃って東京初上陸!
「書の神様が降りた!」と評される代表作「風神雷神」。普段は、京都・建仁寺にて俵屋宗達の「風神雷神図」(高精細複製品)と並んで展示されていますが、東京で2作品揃って見られるのは今回が初めてです。
3)名だたる神社仏閣に奉納した門外不出の秘蔵作品が一堂に!
建長寺、建仁寺、東大寺、熊野本宮大社(写真のみ)、中尊寺、嚴島神社(写真のみ)、大神神社、延暦寺、太宰府天満宮、円覚寺、伊勢神宮、薬師寺、春日大社(※奉納順)ほか
4)書家の原点<般若心経3部作>も同時公開!
書家としての素地が作られたのは、10歳で書いた般若心経でした。普通学級に通えなくなり、涙ながらに書いた作品は「涙の般若心経」と呼ばれ、今も人気が高い作品です。
それ以来、20年以上書き続けてきた般若心経を、今回は10歳、20歳、30歳の<3部作>並べて展示します。成長と共に進化してきた272文字の軌跡を、間近で体感してください。
◎作品紹介
「風神雷神」
「風神雷神図」(俵屋宗達/京都・建仁寺蔵 ※高精細複製品)
10歳「涙の般若心経」
2012年NHK大河ドラマ題字「平清盛」
◎テーマ曲:ゆず「翔」
<ゆずさんからの応援メッセージ>
「翔」という曲のCDジャケットに”書“を描いてもらったことが、僕たちと翔子ちゃんの出会いでした。
翔子ちゃんにお会いして、そしてその作品に触れて、生きる力をたくさんもらいました。
翔子ちゃん、この世界に生まれてきてくれて、ありがとう。
◎プロフィール
金澤翔子(かなざわ・しょうこ)
1985年6月12日、東京生まれ。ダウン症と診断される。5歳で母・泰子に師事し書道を始める。
10歳のとき「般若心経」を書く。20歳で銀座書廊にて初個展を開催。
以後、福岡県立美術館、愛媛県立美術館など280カ所以上で展覧会を開催し、のべ100万人以上を動員。
ニューヨーク、チェコ共和国、シンガポール、ロシアなどでも個展。NHK大河ドラマ「平清盛」の題字を担当。
スポーツ祭東京(国体)開会式で揮毫。天皇陛下の御製を揮毫、紺綬褒章受章。
NY国連本部で日本代表スピーチ。日本福祉大学客員准教授。
金澤泰子(かなざわ・やすこ)
1943年12月15日生まれ。明治大学卒業。書家の柳田泰雲・泰山に師事。
1990年、自宅にて「久が原書道教室」を開設。
著書に『愛にはじまる』(ビジネス社)、『天使の正体』『天使がこの 世に降り立てば』(共にかまくら春秋社)、『翔子の書』(大和書房)、『涙の般若心経』(世界文化社)、その他多数。
東京芸術大学評議員。日本福祉大学客員教授。
◎展覧会概要
「ダウン症の書家 金澤翔子書展」
会期:2017年9月23日(土) – 9月30日(土)の8日間
日時:10:00-18:00(入館は17:30まで)
※最終日の9月30日(土)のみ13:00閉館(入館12:30まで)
場所:上野の森美術館 http://www.ueno-mori.org
〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2 TEL 03-3833-4191
▼9月24日(日)・27(水)は10:15〜席上揮毫(書のパフォーマンス)あり。
10時の開場と同時に先着順でご案内いたします。
▼翔子・泰子は、会期中は毎日会場におります。
▼観覧料:一般(18歳以上)1,000円(前売800円)中・高生500円(前売400円)
※小学生以下 無料 ※障がい者手帳のご提示で本人と介助者1名様 無料
金澤翔子公式HP http://www.k-shoko.org/
特設HP「金澤翔子書展@上野の森美術館」 http://www.k-shoko.jp/
※駐車場のご用意はございませんので、ご注意ください。
※会場の都合により、お祝い花などはお受けできませんのでご了承ください。