東京・上野の森美術館で開催中の「フェルメール展」で1月9日より、日本初上陸の「取り持ち女」が展示されています。この作品は17世紀オランダの画家、ヨハネス・フェルメールが、歴史画から風俗画に転換する初期のもので、必見の作品です。また昨年10月5日から始まった同展の来場者数が、1月7日に50万人を突破しました。
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「取り持ち女」は、フェルメールが描いた風俗画の第1作といわれています。画面の静謐(せいひつ)さ、豊かな色彩、フェルメールの特徴が随所にみられ、鑑賞者の想像力をかきたてます。
本展では、昨年12月20日まで「赤い帽子の娘」が展示されており、今回、改めて訪館し「取り持ち女」を鑑賞すれば、計9点のフェルメール作品を楽しむことができます。期間限定を含め、計9点の展示は、日本美術展史上最多です。
東京展は2月3日で終了し、2月16日から5月12日まで大阪展(大阪市立美術館)が開催されます。
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