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2016年10月7日(金)より、上野の森美術館にて「デトロイト美術館展 ~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」開催! デトロイト美術館展のポイントをご紹介します。

2016年10月7日(金)から上野の森美術館にて「デトロイト美術館展 ~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~」が開催されます。

今回は、デトロイト美術館展の楽しみ方などをご紹介いたします。


デトロイト美術館展のポイント

◆ 大西洋を渡った最初のゴッホとマティス
最初にヨーロッパから大西洋を渡り、アメリカにきた作品は、世界一有名な自画像のひとつである、フィンセント・ファン・ゴッホの≪自画像≫と、アンリ・マティスの≪窓≫でした。 本展では、「大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち」という副題のとおり、この2点も紹介します。
 
◆ 巨匠たちの名画52点が集結。 日本初公開作品15点。
19世紀後半~20世紀にかけて名を馳せたヨーロッパ絵画の巨匠たちの名作が一挙に来日。さらに、1957年にフォード一族の個人所蔵となって以来、2005年にデトロイト美術館に所蔵されるまで一般に公開されることが無かったピカソの名作「読書する女性」をはじめ、全52点中15点が日本初上陸の作品となる、貴重な大型絵画展です。
 
◆ 豊田市美術館では来場者86,000人以上・1日平均最多を記録
4月27日~6月26日に開催した最初の巡回地・豊田市美術館では、累計来場者数8万6,000人以上、開館以来1日あたりの来場者数が最多を記録し、大盛況のうちに終了しました。
そして現在開催中の大阪展(7月9日~9月25日)では、8月19日時点で来場者が10万人に達するなど、大好評を博しています。
 
◆ 全作品写真撮影OK
本国・デトロイト美術館内の多くのギャラリーでは、来館者による写真撮影が許可されており、今回来日する全52点作品についても撮影が可能です。※撮影が出来る期間・時間帯は限りがあります。
 
◆ 『デトロイト美術館展』限定オリジナルグッズも充実
数量限定の特典付前売券や、会場内特設ショップで販売されるグッズなど、本展特製の限定オリジナルグッズを多数取り揃えました。


デトロイト美術館展について
デトロイト美術館(Detroit Institute of Arts,通称DIA)は、アメリカ合衆国ミシガン州・デトロイトに位置し、古代エジプト美術から現代美術まで65,000点以上の作品を所蔵、年間約60万人が訪れるアメリカを代表する美術館のひとつです。1885年に創立して以来、自動車業界の有力者らの資金援助を通じて、世界屈指のコレクションを誇るまでに成長したデトロイト美術館は、アメリカでゴッホやマティスの作品を初めて購入した公共美術館でもあります。

このデトロイト美術館が存続の危機に陥ったのが、2013年7月のデトロイト市の財政破綻でした。市の深刻な財政難により、収蔵する美術品の売却の可能性も取り沙汰されました。しかし、国内外からの資金援助により、美術品は売却されることなく存続しました。危機を乗り越え、今なお美術館のコレクションの中核を成している印象派、ポスト印象派の作家による作品を中心に、本展では、数々の傑作の中から、選りすぐりの52点を紹介します。

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アメリカ・デトロイト美術館内
The Rivera Court
Photo by Salwan Georges


<作品紹介>
デトロイト美術館の充実したコレクションの中から、選りすぐりの作品をお見せする本展覧会。
日本初上陸の15点を含めた全52点を4章に分けてお届けいたします。
 
第1章 印象派
展覧会の入り口である第1章では、印象派を代表する、モネ、ドガ、ルノワールらの作品を紹介します。
「印象派」は戸外での作品を重視し、黒色や褐色を避けた鮮やかで明るい配色によって、産業化や工業化より変貌を遂げていくパリの街並み、競馬やバレエ、カフェなど市民の日常生活の一場面が描かれました。

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「グラジオラス」
クロード・モネ
c.1876
City of Detroit Purchase
 
「座る浴女」
ピエール・オーギュスト・ルノワール
1903-1906
Bequest of Robert H. Tannahill

 

第2章 ポスト印象派
第2章では、ゴッホの《自画像》と日本初上陸となる晩年の作品《オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて》、ゴーギャンの《自画像》、代表的な画題《サント=ヴィクトワール山》の風景画をはじめとする、静物画、水浴画、肖像画のセザンヌ作品4点など、「ポスト印象派」を代表する画家たちの傑作を中心にお届けします。



この章では同じ頃、アール・ヌーヴォーと連動し、挿絵、版画、ポスター、家具などジャンルの垣根を越えた創作活動をした「ナビ派」モーリス・ドニやピエール・ボナールの作品もお楽しみいただけます。

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「自画像」
フィンセント・ファン・ゴッホ
1887
City of Detroit Purchase
「自画像」
ポール・ゴーギャン
c.1893
Gift of Robert H. Tannahill
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「サント=ヴィクトワール山」
ポール・セザンヌ
c.1904-1906
Bequest of Robert H. Tannahill
 

 

第3章 20世紀のドイツ絵画
第3章では、さまざまな芸術家と交友があったドイツ人館長ヴィルヘルム・R・ヴァレンティナーの時代に多くの作品を収集し、とりわけ充実したドイツ絵画をご紹介します。

「ブリュッケ(橋)」、「青騎士」など、第一次世界大戦からドイツとオーストリアで活躍した芸術家たちによる、人間の内面を大胆な色彩や形態で表した作品の“傾向”や“気分”の総称であった「ドイツ表現主義」は、ナチス・ドイツによって「退廃芸術」と弾劾されたことにより、皮肉にも明確に規定されることとなりました。

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「月下の冬景色」
エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー
1919
Gift of Curt Valentin in memory of
the artist on the occasion of
Dr. William R. Valentiner’s 60th birthday
「白いフォルムのある習作」
ワシリー・カンディンスキー
1913
Gift of Mrs. Ferdinand Moeller
 
 

 

第4章 20世紀のフランス絵画
第4章は、“色の魔術師”マティスの傑作《窓》、独特のスタイルで描かれたモディリアーニの男女の肖像画、初期作品アルルカン、キュビズム、古典主義、表現主義のほか、さまざまな時代のピカソ作品6点など、20世紀フランス絵画で展覧会を締めくくります。

19世紀後半に「芸術の都」として不動の地位を築いたパリには、世界各地から芸術を志す若者が集まるようになりました。「フランス美術」とは、もはやフランス人による美術ではなく、多国籍の芸術家、画商やコレクターによって形成されるものとなり、多様性とダイナミズムを取り込んで、1930年代、第二次世界大戦前まで大きな輝きを放ちました。

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「女の肖像」
アメデオ・モディリアーニ
1917-1920
City of Detroit Purchase
「窓」
アンリ・マティス
1916
City of Detroit Purchase

<デトロイト美術館展の楽しみ方>
作品を“見る”だけではなく、様々な方法で『デトロイト美術館展』をお楽しみいただけます。
 
~聴く~ 音声ガイド
美術館めぐりが好きでアートへの造詣が深い鈴木京香さんが『デトロイト美術館展』のナビゲーターに就任。
音声ガイドで、展覧会の魅力をご紹介します。
 
■鈴木京香さんのコメント
子どもの頃から、家にある画集を眺めるのが好きでした。そして今、美術館で過ごす時間が、私にとって最高の気分転換になっています。私自身、『デトロイト美術館展』で、知りたい、学びたいという期待あふれる気持ちでいっぱいです。ご来場くださる皆様にも、美術の豊かさを実感したり、面白さを再発見していただけるよう、しっかりとお手伝いしたいと思っています。初めて出会う作品の中から、新たに好きになる画家や作品ができることを楽しみにしています。
 
<音声ガイド>
520円 (税込) 解説時間:約35分
鈴木京香さんが、珠玉の名画に隠されたストーリーを語る特製音声ガイド。
作家・原田マハさんによるボーナストラックもお楽しみに。
 

~読む~ 小説「デトロイト美術館の奇跡」
キュレーター時代にニューヨーク近代美術館に派遣され、美術にまつわる小説を多く執筆されている作家原田マハさんが、デトロイト美術館の知られざるストーリーに触れ、小説「デトロイト美術館の奇跡」を執筆。

『デトロイト美術館の奇跡』芸術新潮(4月号~7月号)で連載され、2016年9月30日、新潮社より単行本出版予定。
 

~撮る~ 全作品写真撮影OK
デトロイト美術館内の多くのギャラリーでは、来館者による写真撮影が許可されています。本展においても、周りのお客さまの迷惑にならないよう、そして作品に気を付けて是非お楽しみください。

展示室では“本物”だけが語り掛けるその魅力を是非じっくりと味わってください。
 
<撮影可能日程>
【東京展】:会期中の、月曜日・火曜日。

※一部の作品は、SNSをはじめ不特定多数への公開が禁止されています。
※その他、撮影や撮影された写真の使用については、会場に掲出の注意事項・禁止事項を順守頂きます。
※混雑の場合、主催者の都合・判断により中止させていただくこともございますのであらかじめご了承ください。
 

~触れる~ 触れる複製画
ゴッホの筆遣いも・・・
絵画の凹凸や質感までも再現した、最新鋭のインクジェット技術を駆使したポスター型の複製画『触れる絵画』が「デトロイト美術館」ミュージアムショップ(東京展)に登場予定!
 
<触れる絵画のヒミツ>
筆のタッチやキャンバスの生地目など原画の持つ凹凸を解析し、作画自体を盛り上げていく「立体複製画制作技術」によって、水や汚れにも強い複製画『触れる絵画』が誕生しました。
 
<立体複製画制作技術>
株式会社リコーが開発した、インクジェット技術と3Dプリント技術を応用した、絵画の色と表面形状を実物同様に再現する技術


<イベント情報>
会期中、『デトロイト美術館展』をより深く知り、楽しめるイベントを実施いたします。
 
◆イベント1 デトロイト美術館館長 サルバドール・サロールト=ポンス 記念講演会
2015年より、デトロイト美術館の館長に就任したサルバドール・サロールト=ポンス氏による講演会を開催します。館長の視点から、本展の展示内容や作品について紹介します。
 
日時:10月8日(土)11:00~12:00(10:30より受付)
会場:日本芸術院(上野の森美術館となり)
料金:無料。ただし本展鑑賞券(半券可)が必要。

当日10:00より、上野の森美術館正面にて整理券を配布いたします。
※定員になり次第受付終了
※登壇者は、都合により変更になる場合がございます。
 

◆イベント2 『デトロイト美術館展』監修 千足伸行(成城大学名誉教授/広島県立美術館長)講演会
本展監修 千足伸行氏による講演会を開催します。
監修者の視点から本展の見どころやポイントについて紹介します。
 
日時:10月29日(土)14:00~15:00(13:30より開場)
会場:東京都美術館 講堂(上野の森美術館より徒歩5分)
料金:無料。ただし本展鑑賞券(半券可)が必要。

当日10:00より、上野の森美術館正面にて整理券を配布いたします。
※定員になり次第受付終了
 

◆イベント3 作家 原田マハ ギャラリートーク付特別鑑賞会
小説「デトロイト美術館の奇跡」執筆者・原田マハ氏によるプライベートギャラリートークと、図録、お土産がセットになった人数限定の鑑賞会を10月30日(日)に開催。チケット販売中です。
 
日時:10月30日(日)17:00~20:00
会場:上野の森美術館
料金:4,500円(税込) ※図録、お土産付き
販売:チケットぴあ、フジテレビダイレクト
販売期間:販売中~ ※予定枚数に達し次第販売終了
 
【ギャラリートーク】
1回目/17:30~18:15
2回目/18:30~19:15
貸切鑑賞時間内に2回ギャラリートークを行います。ご参加いただけるのはどちらか1回になります。


<特典付前売券>
東京展【10月7日(金)~】の特典付前売券を数量限定で発売中です。
 
① 店舗限定・特製グッズ付前売り券発売中
『デトロイト美術館展』東京展の、下記前売券を7月9日(土)より販売しています。
セブン‐イレブン、サークルK・サンクスでしか手に入らない、数量限定の特製グッズ(非売品)が付いてきます。
会期中、展覧会会場内グッズ売り場にて特製グッズとお引き換えいたします。

● 2017年特製カレンダー付前売券
価格:2,400円(税込)
販売:サークルK・サンクス限定販売
(チケットぴあWEB、サークルK・サンクス店頭)
販売期間:販売中~10月6日(木)
※予定枚数に達し次第販売終了
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●特製クリアファイル付前売券
価格:1,400円(税込)
販売:セブン‐イレブン限定販売
(チケットぴあWEB、セブン‐イレブン店頭)
販売期間:販売中~10月6日(木)
※予定枚数に達し次第販売終了
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② 9月5日(月)より、オリジナル図録付前売り券発売中
『デトロイト美術館展』東京展の前売券に、本展の図録(定価2,000円/税込)が付いたお得なセットが販売中です。会期中、展覧会会場内グッズ売り場にて図録1冊とお引き換えいたします。

●オリジナル図録付前売券
価格:3,000円(税込)
販売:チケットぴあ、フジテレビダイレクト、ローソンチケット
販売期間:販売中~10月6日(木)
※予定枚数に達し次第販売終了
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③ 作家 原田マハ ギャラリートーク付特別鑑賞会のチケット発売中
10月30日(日)に開催される原田マハ氏によるギャラリートーク付特別鑑賞会のチケットが販売中です。


<オリジナルグッズのご紹介(一部)>
『デトロイト美術館展』特製のオリジナルグッズを、会場内特設ショップで販売いたします。
奇跡のコレクションから作られた数々の商品を、展覧会とあわせてお楽しみください。
 
◆ 榮太樓總本鋪 × デトロイト美術館展
安政四年(1857年)創業の老舗和菓子店『榮太樓總本鋪』と『デトロイト美術館展』のコラボレーションが実現。
小分けになっているひとくち羊羹(ようかん)と、絵が飛び出している様なデザインの箱に入ったキャンディです。それぞれ2種類のデザインをご用意しております。

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榮太樓總本鋪 ひとくち羊羹<モネ、ゴッホ>
価格:800円(税込)
榮太樓總本鋪 ポップアップキャンディ<モネ、ゴッホ>
価格:500円(税込)

 

◆ マスキングテープ
本展で展示されている名画をデザインしたマスキングテープ。
2種類のデザインをご用意しております。
 
◆ふんわりタオル(今治製)
作品カラーをイメージした、展覧会オリジナルパッケージのふんわりタオル。やわらかく吸水性に優れた今治製です。

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マスキングテープ <Circle、Film>
価格:<Circle>486円(税込)
   <Film>¥691(税込)
ふんわりハンドタオル
<ブルー、ブラウン、グリーン>
価格:756円(税込)

 

◆ オリジナル フレーム切手
『デトロイト美術館展』オリジナル フレーム切手の発売が決定。首都圏・近畿・東海エリア52の郵便局と郵便局のネットショップ、展覧会会場内グッズ売り場にて発売いたします。

フレーム切手(1シート)52円切手×10枚
価格:1,500円(税込)
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販売場所:首都圏・近畿・東海エリア52の郵便局
http://www.detroit2016.com/img/news/hanbai_list.pdf
:郵便局のネットショップ
http://www.shop.post.japanpost.jp
:展覧会会場内グッズ売り場
 
※郵便局のネットショップでご購入の場合は、別途送料がかかります。
※「フレーム切手」は日本郵便株式会社の登録商標です。
※画像は実際の商品とは多少異なる場合があります。
※各販売場所の取り扱い予定枚数に達し次第、販売終了となりますのでご了承ください。


デトロイト美術館展の見どころ
成城大学名誉教授/広島県立美術館長 千足伸行氏
 
フォード、GMなど、車の街として知られるデトロイトは、そこで働く黒人たちの間から生まれたソウル系のモータウン(=モーター・タウン)サウンドでも一世を風靡したが、もうひとつ、その「顔」とも言えるのがデトロイト美術館である。美術館の規模は都市の規模に比例することが多いが、1885年開館のこの美術館もニューヨーク、ボストン、シカゴなどとともに全米を代表する「老舗」の美術館のひとつである。アメリカの美術館らしく、そのコレクションも「全方位」で、古代エジプトから現代まで、世界各国、各地域の美術を幅広く集め、その数は6万5千点に達する。

本展はその中から選ばれたヨーロッパの近代絵画の名品52点を展示するものである。中心となるのはクールベに始まるフランスの近代絵画、とりわけ印象派である。印象派関係の展覧会は日本でも頻繁に開かれ、それだけに美術ファンの目も高いが、ゴッホの有名な《自画像》(1922年の購入で、アメリカの公共美術館に入った最初のゴッホ作品である)、4点のセザンヌ、それにルノワール、モネ、ドガ、ゴーギャンなど、いずれも巨匠の名に恥じない作品である。

印象派の遺産は20世紀美術の様々な流れの中に生きているが、中でもこれを糧として最も実り豊かな芸術を展開したのがマティスで、その洗練されたフランス的な装飾感覚は今回の出品作品にも十分うかがえる。マティスに加え、ある意味ではマティスのライバルであり、また同志でもあったスペイン人ピカソのキュビスム時代の傑作や印象的な人物画、日本でも人気の高いエコール・ド・パリのモディリアーニなども見どころのひとつであるが、本展のもうひとつの大きな柱となっているのが20世紀のドイツ絵画である。これは当時の館長がドイツ人だったこととも関係するが、ミュンヘンで活躍したロシア人カンディンスキーの初期の貴重な抽象画、ドイツ表現主義を代表する「ブリュッケ(橋)」派のキルヒナー、ヘッケルなどの荒削りで野性味あふれる作品、さらにはクリムト、シーレとともにウィーン世紀末の三羽烏のひとりだったココシュカの《エルサレムの眺め》などは、日本では触れる機会が少ないだけに、見る人にとってはなお一層新鮮な驚きであり、感動でもあろう。


展覧会の開催概要はこちら:
https://home.ueno.kokosil.net/ja/archives/8974
 
【上野の森美術館】デトロイト美術館展 記者会見レポートはこちら:
https://home.ueno.kokosil.net/ja/archives/5241


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